こんばんは、鈴木です。
第二子が産まれてからのんびりお鮨を食べに行くことなんてできずにいましたが…
今回は義実家のご厚意で北見市内のお鮨屋「たむら」さんへ行ってまいりました。
北見市内には回転寿司で有名な「トリトン」さんもありますが、正統派の江戸前鮨を握ってくれるお店も何軒かあります。
その筆頭と言っても過言ではないのが「寿司の小林」さんでして、鈴木が今回行ってきた「たむら」 の大将はここで長年修行を積まれた方です。
日本酒も結構こだわった品揃えで、熱燗用には旭川の高砂酒造が醸す「国士無双 本醸造」を。
他にもニセコ町の二世古酒造が醸す特別純米酒や、山口県の「五橋」、秋田の「山本 ピュアブラック」などが冷蔵庫に鎮座していました。
今回は完全ゲストなので、お酒のチョイス以外はおまかせです。
春なのにかなり寒い日だったので、まずは熱燗を一杯。
銘柄は…
価格:1,944円 |
こちら。
旭川に3軒ある酒蔵のうちのひとつ「高砂酒造」の「国士無双 本醸造」です。
奇をてらわずバランスが取れた造りの日本酒ですが、スッキリしていながら燗にするとコメの旨み、コクはしっかり乗ってくるという点が燗酒向きのテイスト。
じわじわ旨くてかつ飽きが来ない、普段飲みとして最適な日本酒だと思います。
鈴木はここのお酒、15~6年前から飲んでますが、昔に比べると顕著にレベルアップしているような感じがしますね。
旭川の居酒屋だと大抵ここの蔵の酒は置いてあると思いますので、出張される際は是非。
お通しは手作りのイカ三升漬け。
こーれが旨い!表面の歯触りには新鮮さを残しつつ、噛み締めればとろりと舌にまとわりつく感じがたまらんです。旨いなぁ。
3歳の娘にはミニミニいくら軍艦を作ってくれました。
お忙しい中わざわざ本当にありがとうございます。
流氷が去ってようやく解禁になった毛ガニでちびちび呑りつつ…
刺身も頂きます。
左からヒラメ、マグロの頭肉の炙り、甘エビ、〆サバ、マグロ赤身です。
1日寝かせたっぽいヒラメは旨みバッチリ。
脂の強いマグロの頭肉は軽く炙って、かつ大根おろしでさっぱりと。
甘エビは産地まで聞きませんでしたが、素晴らしい鮮度。
脂の乗った〆サバに角の立ったマグロ赤身も絶品でした。
子供がいるとあまり長居はできないので、早速握りを頂きます。
中トロにヒラメ昆布締め。ウマウマ。
家で作るとどうしても締め過ぎちゃって昆布の味ばかりになってしまいますが(それはそれで美味しいんですけど)、さすが程よい締め方です。
上に乗ってる梅肉も効いてます。スダチとかでも食べてみたいな。
網走のウニ。自分が知る限り、網走のバフンウニが日本で最も旨いと思います。
今回食べたものはそこまで味が濃いものではありませんでしたが、昆布をガリガリ食ってる「大当たり」のウニに当たると…そりゃもう忘れられないと思いますよ。
本当は北海道まで来てもらって良いお鮨屋さんで食べるのが一番なんですが、今は冷蔵技術も進歩しているので通販でも旨みを実感できると思います。
ここでお酒を変更。
倶知安町にある「二世古酒造」の特別純米酒ですが、楽天市場では取扱の無い銘柄でした。
ネットで探してみたものの、全く同じラベルの商品は見つからず断念。。。
こちらのサイトに載っている「吟風」の特別純米酒が一番見た目が近かったかな?
日本酒 京極 純米 二世古酒造 720ml |
ちなみに今回飲んだ純米酒(二世古と大きく文字がラベルに描かれているものでした)はしっかり濃い目の味わいで、膨らみがありながら綺麗さも感じる丁寧な造り。
昔ははっきり言って特筆するべきことの無い蔵だった気がしますが、最近妙に美味しくなってきていますね。
杜氏さんが変わったんでしょうか。
アミノ酸由来の心地よい酸味とそれを下支えするような米の旨みがあり、最近は北海道の日本酒もバカにできないなと思わされました。
方向性は上で紹介した高砂酒造の本醸造とは全く違いますが、このお酒(銘柄名を紹介できないのがもどかしい)は通な日本酒ファンにも美味しく感じるお酒だと思います。
また「たむら」さんに顔を出したら銘柄名確認してみますね。
とはいえ、楽天市場での取り扱いがほとんど無いので遠方の方だと取り寄せられないかもしれませんが…
毛ガニの握り。
今回のは見た感じ800gは超えていそうな大物の毛ガニでした。
小さい毛ガニの方が味は濃かったりするんですが、この毛ガニは大きいにもかかわらず身質も味もしっかりしていて美味かったですね~。
ちなみにこのサイズの毛ガニ、ネットで買うと…
北海道/紋別オホーツクの流氷海明け毛蟹特大サイズ800g前後×2尾[送料無料] |
でも地元で買っても、この大きさだとやっぱり5,000円くらいしちゃうんですよ。
小さいものだと1,000円弱で買えることもあるんですが。。。
まぁ大きいと味噌もその分多いので、1尾買えば3人くらいまでは十分楽しめます。
あと、毛ガニって実は流氷明けの今頃(3月~4月)が一番旨いんですよね。
上記サイトは送料無料でかつレビューも多いので、毛ガニと北海道の日本酒を合わせてみたい!という方は試してみてもいいかも。
続いて小樽の蝦蛄を。
グニグニじゃなくてザクリとした食感。めっちゃいい蝦蛄ですねこりゃ。
ヤリイカのゲソを軽く炙り、大葉と海苔で。
あーーーーーー、たまらん。酒が止まらん。
あえて江戸前のネタを頼まなくてもいいかなーと思ってたんですが、ゲストの我々に気を遣ってくれたのか、義父がアナゴも食えーと(笑)。
塩+レモンであっさりと頂きます。
ど定番のイクラ。
マグロ中落ちの鉄火巻き。やばい。これ旨い。
最後に江戸前の定番赤貝をヒモと身の部分に分けて握ってくれました。
正直江戸前のネタに関しては関東の方が美味しいので敢えて地元では頼まないんですが、しばらく出張先で鮨を食べていないのでやっぱり嬉しいもんです。
義父も義母も楽しそうで何より。
さんざんイクラ欲を満たした娘も満足そうでした(笑)。
「寿司の小林」さんは地元ネタより取り寄せた江戸前のネタが多いので、地元ネタが食べたい方は「たむら」さんの方がお勧めかもしれません。
いやー、大満足の夕食でした。ご馳走様です。