※すぐに『信州下諏訪温泉 料理自慢の宿 梅月』さんの食事を見たい方はこちら!
こんにちは、鈴木です。
鈴木は生粋の道産子でありながら諏訪が妙に好きでして、もう7回か8回くらいは足を運んでいると思います。
諏訪周辺は酒蔵も多い上、ディープな観光スポットも目白押し(最近だと同人シューティングゲーム「東方プロジェクト」の聖地としても有名ですね)なので、それらを回るだけでも十分に楽しめるんですが、せっかくなら食事も美味しいものを頂きたいところ。
というわけで、鈴木がお勧めするのがこちら。
『信州下諏訪温泉 料理自慢の宿 梅月』
さんです!!
下諏訪周辺の地元食材で仕立てた正統派(でありつつ、郷土色豊かな)の美味しい和食を頂けるので、食べ三昧の旅行を考えている方はぜひ『旅館梅月』さんに足を運んでみてください。
ちなみに鈴木は4度ほどここに宿泊しているんですが、毎回大満足してますよ。
…ていうか、久々にじゃらんnetで見てみたら、ここの旅館「夕食で☆5つ」取ってるんですね。
これは今更自分が紹介するまでも無かったかも(^_^;)。
まぁいいか(笑)。
今回は直近の2016年再訪時のお話を記事にしていこうと思います。
以前訪問した際のお話も別記事としてまとめていこうと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
【 宿泊の経緯 】
さて、2016年はかの有名な「おんばしら祭り」の開催年でした。
このお祭りの名前を知らない人でも「丸太に乗った人が斜面を滑り落ちてくる祭り」と言えば「あぁ~はいはい」と合点のいく人は多いんじゃないかなと。
(↑こんなんです)
鈴木は結構前から頻繁にこの『旅館梅月』さんに宿泊しているので、女将さんに連絡して下社のおんばしら祭りを見学できる最高の席を確保してもらっていたのです(笑)。
というわけで、下社山出し最終日の早朝に『梅月』さんへ行って、観覧席に入るために必要なたすき類(これらが無いと入れないようになっているんです)を受け取り、日本酒をかっ食らいながらおんばしら祭りを満喫させて頂きました(笑)。
この様子はまた別項で記事にしたいと思います。
【 お部屋の様子とウェルカムスイーツ 】
で、散々会場で日本酒を飲み、酔っ払いまくった状態で『旅館梅月』さんに到着。
ちなみにこの日泊まったお部屋は「桃」でした。
(写真はクリックまたはタップで拡大表示します)
祭りの迫力にあてられたのか、妻と娘はポケッとした様子でテレビのおんばしら放送を鑑賞中(笑)。
(驚いたことに、長野県は毎回おんばしらの時期になると会場の様子がず~~~っと生放送されてるんですよ)
お部屋の食卓には地元の菓子司で作られているくるみ饅頭が置かれています。
このお菓子、7年前に行った時から変わっていなくて、なんかほのぼの。
このくるみ饅頭、味もとても良くて日本茶と非常に合うんですよ。
旅先でお茶とお菓子を楽しんでいる瞬間って、ほっと気が抜けるというか、リフレッシュしますよね~。
さて、『旅館梅月』さんのお部屋(和室)は7畳~12畳とそこまで大きいわけではありませんが、いつ行っても綺麗に手入れされているので大変居心地がいいです。
今回我々が止まった「桃」は9畳のお部屋でした。一人で泊まった時は7畳のお部屋だった気がします。
妻はおんばしら祭りの見学で疲れたのか、そうそうに布団を敷いて昼寝してしまいました(笑)。
ちなみに『旅館梅月』さんは色・柄違いの好きな浴衣を選べるようになっています。
ちょっとしたサービスですが、女性にとっては旅を楽しむ一つのアクセントになるかもしれませんね。
【 お風呂(温泉:綿の湯) 】
バストイレですが、『旅館梅月』さんは各部屋にはついていませんのでご注意ください。
ただ、我々のように小さいお子様連れの場合、時間を決めてお風呂を貸し切りにしてくれるなど色々便宜を図ってくれるのが嬉しいです。
というわけで、他のお客様より一足早く露天風呂を堪能しようと画策(笑)。
右に見える「梅の湯」と書いてあるのれんが『旅館梅月』さんのお風呂になります。
そら脱げー、ほら脱げー。
露天風呂はとってもこじんまりしてるんですが、お湯は最高。
(写真を撮る余裕が無かったので、以前撮影した夜の写真を使っています)
鈴木は下諏訪と上諏訪両方宿泊経験がありますが、お湯が良かったのは下諏訪かなぁ。
極端な温泉臭さ(硫黄臭)が無く、かつ肌当たりが優しいんですよね。
夜になると露天風呂から星の明かりも見えたりして、ついつい長湯してしまいます。
特に『旅館梅月』さんは他のお客さんと鉢合わせすることがほとんど無いのがありがたいです。
おまけに浴槽自体も小さいのでプライベート感も半端無い。
こういった細かいポイントの積み重ねの結果、『旅館梅月』さんは初めて泊まるゲストでも落ち着いて過ごせる空間になっていると思います。
風呂から上がってぐったりの娘(笑)。
部屋ぐっちゃぐちゃですね(^_^;)
ちなみに下諏訪温泉は通称「綿の湯」とも呼ばれていまして、鈴木は初めて下諏訪に旅行した祭「綿のように肌当たりの良いお湯だから『綿の湯』なんだろうな~」と勘違いしていました。
が、「綿の湯」の名前の由来は…
上社前宮、下社秋宮の祭神、八坂刀売神(やさかとめのかみ)が、下社に渡られるおりに、上社から湯を含ませた化粧用の真綿を桶に入れて湖水を渡られた。ところが途中でお湯が湖水にこぼれてしまい、そのため湖中から湯が湧くようになり、それが上諏訪温泉のはじまりだという。また、下社につくころには、真綿に含ませた湯がほとんどなくなってしまったので、神社のそばに真綿を捨てると、そこから湯が湧き出したという。これが綿の湯の名の由来とされている。
とのことでした。
(引用先はこちらのサイトになります)
化粧用の真綿とのことなので、鈴木の想像は当たらずとも遠からじといった感じですかね(^_^;)。
今回紹介した『梅月』さんに限らず、下諏訪の温泉はどこもとてもいいお湯ですので、温泉ハンターの方には是非堪能してもらいたいところです。
【 旅館梅月さん周辺の観光スポット 】
さて、お風呂を上がってもまだ夕食までは時間があったので、諏訪大社秋宮を見学しに行くことに。
宿を出てすぐの場所に『中山道下諏訪宿 本陣 岩波家』を発見。
こちらは素晴らしい日本庭園が堪能できる歴史的建造物です。
営業時間は9時~18時(11月~3月は~17時)、入館料は大人500円子供300円です。
諏訪周辺にはこういう建物がゴロゴロあります(笑)。
ちなみに『旅館梅月』さんのそばには「双葉屋酒店」という雰囲気のいいお酒屋さん(↑)もあります。
諏訪周辺の日本酒も揃えていますし、ちょっとしたお土産類も置いていますので、気になる方は是非。
秋宮に向かう途中、なんだか楽しそうな妻と娘(笑)。
諏訪地方は妻もお気に入りらしく、連れてくるといつも楽しそうなのでこちらも嬉しくなります。
もちろん諏訪大社の下社秋宮もお参りします。
鈴木は何度も諏訪大社に来ていますが、やっぱりいいとこだな~と思いますね~。
諏訪大社は上社前宮が茅野市、上社本宮が上諏訪町、そして下社の春宮・秋宮がここ下諏訪町にあります。
「根入りの杉」に…
大きな注連縄(しめなわ)が目を引く下社秋宮の神楽殿。
四本のおんばしらが建っているのも見えますね。
きちんとお参りしてから『旅館梅月』さんに戻ります。
秋宮のすぐそばには、「塩羊羹」の元祖として大変有名な「新鶴 本店」があります。
こちらも物凄い歴史を感じる、時代劇にそのまま出てきそうな和菓子屋さんですので是非行ってみてください。
こんなんですから。実際に見ると「おぉっ」と思いますよ。
【 絶品!旅館梅月さんの夕食 】
てくてく歩いて帰ってくる頃には娘はぐっすり(笑)。
ま、お陰でゆっくり夕食を楽しめるというものです(笑)。
最初に出てくるのは氷を浮かべた涼しげな梅酒と…
地物の野沢菜漬け(右)&めはり寿司(左)!!
鈴木は旅先でその土地のお料理を食べたいと思うタイプなので、
のっけからこういう郷土料理が出てくるとテンションが上がります(笑)。
特にこのめはり寿司、サイズが小さいのでとっても食べやすいんですよ。
そしてこの米粒の立ち具合!写真で伝わるでしょうか?
これは美味いですよ~。いきなりホームランです。
続いてあっさりと煮上げたホタテと野沢菜で食欲に火をつけつつ…
信州そばが入った変わり稲荷を頂きます。
これがまた素朴ながら美味しいです。
あっさりした赤身でありながら旨みはしっかり乗っている馬刺しに…
マグロではなく馬肉の山かけ!!
いや~、信州っぽさ全開ですね。
美味しいもの三昧で日本酒も進む進む(笑)。
鈴木は今回『御湖鶴』『高天』など下諏訪周辺の地酒を頼みましたが、『梅月』さんでは3種類の地酒を飲み比べできる欲張りなメニューも用意しているようなので是非女将さんに聞いてみてくださいね。
さて、次はここでしか味わえない秘密の日本酒を投入!
それが…
『遠藤酒造場 渓流 どむろく』 |
専用の甕に入った状態で持ってきてくれるんですが、この濁り酒、めっちゃ美味しいんですよ。
雰囲気とか場所代込みで言っているわけではなく、このお酒自体が非常に旨いんですわ。
まず濁り酒に特有のベタベタした甘さが皆無。
むしろ呑み飽きしないすっきりした辛口なんですが、すっきりした中にも個性はあって、その塩梅が絶妙なんです。
この『渓流 どむろく』を柄杓で杯に掬い…
信州牛のそぼろを柔らかい餅で包んだ、あまじょっぱい和風あんかけと共にグイッといくわけです。
たまりませんよこりゃ(笑)。
揚げ物は諏訪湖で獲れたわかさぎと山菜(たらの芽?こしあぶら?)の天ぷら。
この頃には意識が若干朦朧としてました。
肉料理は信州牛のヒレ肉と風呂吹き大根を味噌ダレで頂くという、『旅館梅月』さんオリジナルの料理。
以前に比べて味噌ダレの味が優しくなって、より洗練された感じになっていましたね。
ちなみに最後のメインは必ずこの料理というわけではなく、鈴木が夏に泊まった時は地物の鰻を出してくれました。
〆のお食事は…
可愛らしいゆかりご飯としじみ汁。
う~ん、沁みますね~。
デザートは地元茅野市の寒天を使った牛乳羹。
これが後口あっさりでまた美味しかったです。
途中から起きてきた娘も、我々が残しておいた美味しいお料理を頂いて大満足。
最後はこんなんなってました(笑)。
ちなみに『旅館梅月』さんは全室完全に部屋食になります。
朝食は宴会場で食べたことが一度だけありますが、基本的には全て部屋食のようですね。
本当にくつろいでリラックスできる、いいお宿だと思います。
沢山食べて満足した娘も、お布団に入ったらバタンキューでした。
【 これまた美味しい!旅館梅月さんの朝食 】
朝起きて、早速おなかペコペコの娘(笑)。
上でも書きましたが、『旅館梅月』さんは基本的に朝食もお部屋で頂きます。
半分寝こけてる状態のまま、移動せずに朝ご飯食べられるのは嬉しいですね。
お茶と、お茶請けの自家製お漬物。
これらをつまんでいると…
シンプルながらも丁寧な仕事が施された朝食が運ばれてきます。
左上から時計周りに、サクラマスの焼き物、出汁巻き卵、ほうれん草のお浸し、鯉の洗いです。
で、この鯉の洗いがめっちゃ旨いんですよ…。
何でこれを朝に出すかな~。日本酒呑みたくなっちゃうじゃないですか…
その他のお料理も…
ご覧の通り、ピカピカに輝いてます。
今回はほうれん草のお浸しでしたが、ここは高野豆腐の煮物もめちゃくちゃ旨いです。
もし運良く当たったら大事に食べてくださいね。マジウマですから。
ちなみに『旅館梅月』さんは…
朝食のお味噌汁の代わりに『かけそば』が出てきます。
そしてこれが滅法美味いんですよ。
何故か蕎麦と一緒にご飯も出てくるんですが、出汁が実にまろやかで二日酔いの身体に染み渡ります。
最初は「ダブル炭水化物!?」とびっくりしましたが、慣れるとこれがたまらん(笑)。
食後には珈琲(これもまた旨い)まで出てきて、朝から最高のリフレッシュ。
バランス良く色々なものが出てくるので、今日もしっかり観光できそうな気分になりましたよ。
【 真心の宿という表現がぴったりのお宿 】
夕食、朝食共に大満足の『旅館梅月』さん。
冬場に宿泊するとなんと『温泉を満たした湯たんぽ』をお布団に入れてくれるらしく、本当に「真心の宿」という言葉がしっくり来ますね。
鈴木が昔単独で宿泊した時にも大変良くして頂きましたし、妻と一緒に行った時も、小さい娘を連れて行った時もとても親切にして頂きました。
今では女将さんだけでなく若女将さんも加わり、更に板前修業を終えて戻ってきた息子さんも料理をお手伝いしているらしく、料理は以前より更に洗練されたものになっていたように思います。
器にも季節感が感じられるものを使っていて、目でも食事を楽しめるのは嬉しいですね。
適度に親しげに、適度にプライベートな雰囲気を守ってくれる『下諏訪 料理自慢の宿 旅館梅月』さん。
何度も行ってて飽きないのかよ?と思われるかもしれませんが、飽きないように気を使って色々してくれるので、ついまた行きたいな~と思ってしまうんですよねぇ。
このブログをご覧の皆さんも、是非一度『旅館梅月』さんに泊まってみてください。
とてもリラックスしたひと時を過ごせるかと思います。
こちらは本当にレベルの高い宿なので損はしませんよ~!
茅野・上諏訪・下諏訪には大箱のホテル・旅館も多いですが、ゆっくり食事やお風呂を楽しみたいならこちらが最高にお勧めです!