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仮想通貨の話をしながら鹿やタヌキやヒグマを獲って食うブログ。

最近ハマっている仮想通貨の話をしつつ、趣味の狩猟や旅行、料理の話なんかを書き散らかすブログです。

ル・マルキ・ド・カロン・セギュール2013!コラーゲンたっぷりのヒグマの煮込みと合わせてみたらめちゃくちゃマリアージュしました…

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ワインに詳しくない方でもこのラベルは恐らく見たことがあるのではないでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シャトー カロンセギュール [2004] 750ml
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シャトー・カロン・セギュール
メドック格付け3級でありながら、ラフィットやラトゥールを所有していたセギュール公爵が
「われラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり
と語り、こよなく愛し続けたシャトーです。
ハート型のラベルはその思いを込めてデザインされたという逸話は大変有名ですね。



ラベルの愛らしさからギフトやバレンタインのプレゼントとして使われることも多く、デパートの催事で見かけることもあります。
しかし見た目の愛らしさとは裏腹にこのシャトーは徹底した品質至上主義。
しばしば1級シャトーに匹敵するワインを作り出すことで大きな成功を勝ち得てきました。

おまけに2013年は「ワイン・アドヴォケイト」誌で五大シャトー(1級シャトー)を凌駕する評価を得た記念すべきヴィンテージ。

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今回飲んだのはファーストではなくセカンドラベルの「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」ですが、十分過ぎるくらいその魅力を見せ付けてくれました。

ちなみに合わせた食事は「手打ちのパッケリ ヒグマのラグーソース」です。
仏伊混合になりましたが、これが素晴らしくマッチしましたね。

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「パッケリ」はイタリアのショートパスタの一つで、ご覧の通り大きな筒状をしたものです。
今回は日本産の小麦粉で唯一の超硬質粉「ルルロッソ」を使って手打ちしました。
(今回の料理についてはまた別記事にする予定です)

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「パッケリ」はムチッ、ニュルンッとした食感としっかりした歯応えが魅力。
肉だけでなく海鮮ともよく合う割と汎用性の高いパスタです。

今回はヒグマの脛が1本丸ごと残っていたので、これを使って煮込みを作り、ほぐしてソースとしました。
ソースの出汁には…

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ヒグマ掌の煮込みを作る時に使った煮汁
をぶちこみました(笑)。
鍋の中央にある茶色いゼリー状の物体がそれです。
コラーゲンが多すぎて、冷蔵保存しておくとあっという間に煮凝りになってしまうんですよね。
でも凄くクリアでいい出汁が出るんですよ。まさに旨みの塊です。

ヒグマのパスタは都内に一店舗くらい出しているところがあるかもしれませんが、パスタソースにヒグマ掌の煮汁を使っているお店は万に一つも無いと思います。

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ムチッ、ムニュッとした食感のパッケリに、ソースの旨みを吸い込みまくったヒグマの脛肉が絡み合います。
口の中がトロトロの渾然一体となったところで…

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ワインさんいらっしゃーい。

やっべぇ…
めっさ美味い…
美味すぎる…

カロン・セギュール」はボルドー3級なので粘性も強くしっかりした味わいなんですが、この「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」はセカンドワインということもあり猛烈に濃いというわけではなく、後口には適度な軽さ、親しみやすさがあります。

で、実は今回作ったヒグマの煮込みも赤ワイン煮込みではなくトマト煮込みなんですよね。
掌汁(ヒグマの掌の煮込みを作った時に余った煮汁を略しました)が入っているので濃厚な煮込みに見えますが、実はそこまでズッシリ一辺倒というわけでもないんです。

これがちょうど良かったのか、ワインと料理に物凄い一体感があります。
久々に「マリアージュした」と呼んでも良さそうな組み合わせが見つかりました。
こいつは実に美味しかったです。
(作るのが大変過ぎるのでまた再現しようとは思いませんけど)



ル・マルキ・ド・カロン・セギュールのテイスティングコメント

一応ワイン単独でのテイスティングコメントも。
香りはブラックベリーやブラックカラント、そして土っぽい香りがあります。
華やかというよりはズッシリとくる感じですね。
時間が経つと煮詰めたイチジクや蜂蜜のようなニュアンスが出てきます。
同時に上等な葉巻のような、少~し湿った感じの蠱惑的な香り。

ブレンド比率を調べてみるとカベルネ・ソーヴィニヨンが92%、メルローが6%、プティ・ヴェルドが2%とのことだったので、まろやかさよりもずっしりした重さを感じたのも納得。
どうも公式サイトではカベルネ・ソーヴィニヨンが58%、メルローが35%と書いてあるそうなのですが、パーカーさんのコメントによると最終ブレンドはカベソー92%の方だったそうです。

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味わいはカシスやスパイスにプラスして…まるでインクのような風味が特徴的。
これ、決して悪い印象ではなく、そのくらい「濃さ」を感じさせる風味と捉えてもらえれば嬉しいです。
口に含んだ瞬間は割とピリッとした酸味も感じます。
その後でまだまだ滑らかになっていきそうなタンニンがジワリと来て、飲み込んだ後にはしっかり香りが戻ってきますね。
う~ん、セカンドでこれだけ楽しめれば十分過ぎる。

上でも書いたとおり、ビターで重いワインではありますがかといって極端に複雑すぎるわけではないので、思ったより他の料理にも合わせやすそう。
ちょっとしたギフトやお呼ばれの時に持って行くワインとしても上等ですし、ワイン通の方へのプレゼントとしても嫌がる人はあまりいないでしょう(極端なブルゴーニュ派でなければ)。

うん、美味しいワインでした!
ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」、気になる方は是非飲んでみてくださいね。



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キノコやタヌキを採って(獲って)食べてます。アパート買って直したり仮想通貨投資もしてます(原資は狩猟でゲット)。また2019年北海道北見市にフランス料理の惣菜店兼レストランを開業予定。 狩猟採集でゲットした獲物も提供していきますよ〜!
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