こんにちは、鈴木です。
先日のコインチェック騒動で一時仮想通貨市場は冷え込んでいましたが、流石に値段が下がりすぎと評価されたのかまた上がってきていますね。
そんな中、鈴木が買い増し続けている仮想通貨「LISK」 に関しては(一瞬大きく下がることはありましたが)かなり底堅く、寝ている間に下がっても起きたらまた元に戻っているということを繰り返していました(笑)。
今でも勿論買い増していますが、殆どは昨年中ごろから積み立ててきたものなので含み益もバッチリ。
なので特に不安はないんですが、昨年12月から1月にかけて参入されてきた方は値動きに振り回されてフラフラになっているのではないかと思います。
ですので、久々に鈴木がLISKを(どんな状況においても)買い増し続ける理由を書いていこうかなと。よろしければお付き合いください。
説明はいいからとりあえずLISK買える口座を作っておきたいという方はこちら(↑)。
ビットフライヤーは2018年2月3日時点で世界一のセキュリティを誇る仮想通貨取引所です。
買い増し続ける理由その1.LISKは枯渇することが無い
ちょっと仮想通貨を勉強された方はこの見出しを見て「えっ?それって要するにインフレ通貨ってことでしょ?」
と驚かれるかと思います。
つまり「ジャブジャブ発行できるから値段は上がりにくいんじゃ…」と考えているはず。
一方の鈴木は「発行数無限」を「買い増し続ける理由のひとつ」として挙げています。
普通に考えればこれは値上げ抑制の原因になりそうなものですが、なぜ鈴木は買い増し続けているのか。
その理由がLISK独自の仕組みである「Vote(投票)」!
LISKは取引の承認者を選挙で決めるという仕組みを採用しています。
投票で選ばれた上位101人が取引の承認権利を獲得でき、その報酬としてLISKを貰えるようになっているんですね。
ビットコインのように採掘難度がマシンパワーに左右される場合、お金持ちの人が採掘権を独占してしまう可能性があります。
一方この方式であればそういった可能性は避けられますよね。
おまけにこの「Vote」、自分の投票した人が報酬を得ると、その人から報酬の一部を分けてもらえるというシステム(正確には慣習)があるんです。
これは「VOTE報酬(投票したことによる見返り)」と呼ばれているんですが、LISKが発行され続けている限り、この「VOTE報酬」は途切れることがありません。
いいですか、重要なことなのでもう一度言いますよ。
LISKの場合、「VOTE」しているだけで半永久的にキャッシュフロー(自分に流れ込んでくるお金)が得られる
んですよ。
チャリンチャリンチャリンチャリーン
なので、発行枚数が増えたことで多少LISKの値段が上がろうが下がろうがそれほど気にならないわけです。
ただ待ってさえいれば、最終的には投資原資を回収できてしまうから。
(LISKを何枚持っていればどのくらいの報酬が得られるかは、この段落一番下のリンク先でご確認頂けます)
これが発行枚数有限の通貨だと報酬が途切れてしまう※ので、そこが怖いんです。
LISKは発行量を無限にすることで、ブロックチェーンの承認者(そしてその投票者)に支払う報酬が極端に安くなったり、途切れたりしないよう配慮しています。
つまり、「発行量無限」はブロックチェーンが長期間に渡って存続するための施策に過ぎないんですよね。
そして承認者自体を選挙で選ぶシステムにしたことで完全な非中央集権化も実現していると。
ほんと、LISKはよく考えられた仮想通貨だと思います。
参考記事:LISKのVOTE報酬を最も効率よくもらう方法まとめ。LISKの値上がり&所持枚数次第では報酬だけで生活できるかも…
※例えばビットコインの場合、全て採掘されてしまうとそれ以上はマイニングできません。
それでも取引の承認は続ける必要があるため、報酬はビットコインのやり取りで生じる手数料から支払われることになっています。
当然手数料収入は採掘で得られるビットコインに比べると安いです。
理由その2.純粋に見て、イーサリアムより使い勝手の良いプラットフォームである
続いてはLISKの性能面です。いくら報酬制度が魅力的でも、性能がおぼつかないようでは普及しませんからね。
LISKとイーサリアム。
これはどちらも同じ「仮想通貨を使ったサービスを提供するためのソフト(プラットフォームと呼ばれます)」です。
コインチェック騒動の際話題になったNEMも同じプラットフォーム型の通貨です。
自分はイーサリアムも少量持っていますが、これはどちらかというと、初めてプラットフォーム型の通貨を開発したという先行者優位が暫く続くだろうと見ているからです。
一方のNEM。これも鈴木は持っていますが、こちらは「日本におけるコミュニティの強さ」を鑑みた結果です。
そしてLISKに関しては、最終的に仮想通貨をベースにしたサービス提供プラットフォームとして主力的なものになると見ています。
その理由が「サイドチェーンの存在」です。
イーサリアムの場合は、メインとなるブロックチェーンの上で様々なプロジェクトが展開されています。
イメージとしては
「一本の太いロープに沢山のタグがぶら下がっている状態」
といった感じですね。
太いロープがイーサリアムのメインチェーン、沢山のタグはイーサリアム上で展開している沢山のプロジェクト(ICO)になります。
ただ、この状態だとどれか一つのタグに火がついたらメインチェーンであるロープ自体に燃え移ってしまい、ぶら下がってるタグ全てが燃え尽きてしまいますよね。
これと同じことが起こったのが「The DAO事件」で、延焼を防ぐためイーサリアムは2つのチェーンに分かれざるを得ませんでした。
一方LISKの構造ですが、
「一本の太いロープに金具で接続されたタグが沢山繋がっている状態」
になっています。
太いロープはLISKのメインチェーンで、金具で接続されたタグはLISK上で展開している沢山のプロジェクト(サイドチェーン)になります。
このような作りになっていれば、もし一つのタグが燃えたとしても金具を外してしまえばOKですよね。
メインチェーンにも、他のLISK上で動くプロジェクトにも一切損害を与えることはありません。
この構造的なセキュリティの強さがLISK最大の利点と言えます。
LISKはリスクを避けたい大企業が参入しやすいプラットフォーム
見出しは洒落じゃありませんよ(笑)。これから仮想通貨関連のサービスを始める大企業A社があるとしましょう。
A社はイーサリアムベースでサービスを開始したとします。
もちろんセキュリティ万全、きちっとした将来性のあるサービスです。
一方、イーサリアムでサービスを提供している企業には、セキュリティが甘い会社も多数存在します。
そのうちのひとつであるB社のサービスがハッキングされ、物凄い金額を盗難されてしまいました。
イーサリアムではメインチェーン上で全てのサービスが展開されているため、B社の不手際の煽りを無関係のA社も受けてしまうことになります。
そういった無用なリスクは避けたいと考えるのが普通の企業ですよね。
とはいえ今は黎明期ですから、すぐにICOできる(仮想通貨関連のサービスが開始できる)イーサリアムに需要が集中しています。
しかし、仮想通貨への理解が一般にも広まって、大企業が「じゃあうちも仮想通貨を使ったサービスを提供してみようか」と考えた際に、イーサリアムが持つ構造上の脆さを見てどう思うか。
他社の不手際で起きた損害を自分も被りかねない、そんなプラットフォームを使いたいと思う企業は少数派でしょう。
その結果、そういった心配の無い「LISK」に注目が集まり、
「じゃあLISKを使って仮想通貨関連のサービスを提供していこう。完全にイチから開発するより遥かに楽(この辺は後述)だし経済的だ」
となるのは目に見えています。
理由その3.LISKは開発そのものが楽(になりそう)
上記2つで十分といえば十分なんですが、もう少しだけ。LISKを使った仮想通貨関連のサービスって、「開発そのものが楽」になりそうなんですよね。
Our #Lisk Asia Tour blog post is available just in time to be part of your light reading for the weekend.https://t.co/JEtN7htRiT
— Lisk (@LiskHQ) 2017年10月13日
LISKのCEOはドイツ出身のマックス・コーデックさん(上写真右)という方なんですが、彼はApple社のスティーブ・ジョブズを憧れの人に選んでいるだけあって、「使いやすいもの」「簡潔で美しいもの」「きちんとしたもの」に対するこだわりが凄く強い人です。
(インタビューやミートアップなどでも何度か発言していますね)
実際、LISKのウォレットである「Lisk nano Wallet」は見た目が非常にシンプルで使いやすく、マックス氏の理念が強く現れています。
LISKのSDK(ソフトウェア開発用ツールのこと)はまだ発表されていませんが、このマックス氏の性格とこれまで発表されてきたプロダクトを見る限り、イーサリアムやNEMに比べてかなり開発が楽になるよう設計されたツールになるだろうと見ています。
また、この記事執筆時点では、誰もが知っている大企業(トヨタやソニーなど)は仮想通貨事業に参入してきていません。
単に時期尚早と考えている部分もあると思いますし、今は大枚はたいてペイできる事業かどうか見極めている段階なのでしょう。
そういった状況の中、2018年1月末にLISKは三菱UFJキャピタルや電通、GMOなど大企業が投資する「ビットフライヤー」に上場を果たしました。
ビットフライヤーは欧州にも拠点を作っていますから、欧州市場向け銘柄として「LISK」を取り扱ったという見方が現時点では正しいと思います。
ただ、長期的な目線で見ると話はまた別になってきます。
これから大企業が仮想通貨市場に参入するにあたり、ビットフライヤーが、
「イーサリアムに次ぐ(または置き換わる可能性のある)存在」として「LISK」を推してきている
と捉えるのは可笑しな話ではないでしょうね。
イーサリアムやLISK以外にもプラットフォーム型通貨は沢山ありますから。
大企業が「LISKは仮想通貨市場に参入するにあたって便利なものになりそうだ」と、てぐすね引いて待っている気配を感じませんか?
おまけ:開発をJavaScriptで行うことができる
これは何度かツイッターでも論争になっていたようですが、鈴木は「JavaScriptで開発できるというのは一般向けのアピール」と考えています。今の時代、JavaScriptはウェブサイトを見る際に意識せずとも必ず裏で使われているスクリプト言語です。
ちょっと前のホームページ(あえてウェブサイトとは言いません)だと、たまにマウスカーソルについてくるキラキラがあったりしましたよね?
あれはJavaScriptで実装されていたものです。
今はPC・スマホで表示のされ方が異なるホームページも多いですが、スマホ版ページでよく使われている「タップすると表示されるメニュー」、あれも大抵はJavaScriptを使って実装されています。
そういった知名度の高い言語を使うことで一般層にアピールするのは、マーケティングの観点から見るとかなり有益です。
実際、LISK開発陣はかなりマーケティングを重要視しており、割と頻繁に日本へも足を伸ばしています。
自社のサービスを使ってくれる可能性が高く、しかも影響力の強い国を選んでミートアップを開催しているフシがあるので、「JavaScript」を選んだ(そしてそれを押している)ことに関してもマーケティング上の意図が大きいのではないかなと鈴木は見ていますね。
LISKの売却タイミングと簡単なまとめ
というわけで、鈴木がLISKを買い増し続けている理由についてまとめてみました。
先月末のビットフライヤー上場で、「LISK持ってたら億り人になれるんじゃね?」という期待を抱いた人はかなりの数いたのではないかと思います。
一方、コインチェック事件の余波を受け「CCに入れてあるLISK売れねーよー!」と騒ぐ方も(笑)。
いや、年末まで待ってたら値段とんでもないことになってるのは間違いないですから、今強制ガチホ状態になってるのはむしろ得でしょ…と鈴木は思った次第。
というか、売却したら高い税金かかってくるしいいこと無いですよ…。
そもそも、そんなに焦って売らないといけない状況がまずい(投資は余剰資金で行うのが原則)です。
他の通貨にも投資したかったら副業するなどして稼ぎましょう。トレードは計算大変だし割に合わないですから。
というわけで、鈴木が考えている直近のLISK売却タイミングは以下の2つです。
・LISKをベースにした仮想通貨関連サービスを大企業が開発表明
・LISKを機軸通貨にしたDEX(分散型取引所)で取扱通貨数が100を突破
こんなところでしょうか。
投資の基本は「悲鳴で買って歓喜で売る」です。
鈴木は好材料が出た時に「薄く薄く」売り抜けて、一部を他の資産に置き換えていくつもりです。
で、追加の買い増し&VOTE報酬が貯まっていくのを横目で見ながら、次の売却機会を待つと。
LISKは長期投資案件として見ても非常に良く考えて設計されている仮想通貨です。
枚数少な目の人でも(たったの)3年ガチホで相当な金額になると思いますので、握力強めでいきましょう。
LISKを買うなら今は「bitFlyer(ビットフライヤー)」がお勧め
さて、コインチェック事件の直後に「bitFlyer(ビットフライヤー)」がLISKの上場を表明してくれました(笑)。よって今では「bitFlyer(ビットフライヤー)」でもLISKを購入することができます。
(上級者向けになりますが、こちらの記事ではよりLISKを安く買う方法もご案内しています)
元々ビットフライヤーは取り扱い通貨がビットコインとイーサリアムだけ(当時はこの2つの通貨だけで仮想通貨全体の時価総額7割を占めていた)でして、人気と安全性が伴った仮想通貨のみ対象とした「固い」取引所なんですよね。
そういった取引所がLISKを扱い始めたというのはかなり大きいと思います。
そんなビットフライヤーのインターフェースは…
こんな感じで、証券会社のウェブサイトと似たようなつくりです。
パッと見た感じだと複雑そうに見えるんですが、
実際の取引ページはごくシンプルで直感的に操作しやすいですよ。
例えばビットコインの購入画面は…
こんな感じ。
ちなみにビットフライヤーは2018年2月3日の時点で…
加納裕三 (Yuzo Kano)@YuzoKanobitFlyerはセキュリティで世界一と評価されました。
2018/02/04 03:01:13
https://t.co/JmhB5jv6AU https://t.co/D4LeRUicPa
セキュリティ世界一とのこと。
まぁビットフライヤーは数多の大企業から出資を受けていますし、セキュリティ対策万全で望むのは当然ですよね。
なので皆さん、安心してLISKを買ってガチホしといてください。