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最近ハマっている仮想通貨の話をしつつ、趣味の狩猟や旅行、料理の話なんかを書き散らかすブログです。

春を代表するキノコ「モリーユ(アミガサタケ)」を採ってきました!高級食材ですよ~!

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ようやく北海道にも春の気配が近づいてきました。
(とはいえ未だに最低気温はゼロ度とかマイナス1度ですけど)

 この時期に採集できる高級食材、それが…

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モリーユ


です!!!



日本名で「アミガサタケ」と呼ばれるキノコですが、
生える時期が春ということや、和食では使われない食材ということもあって、
日本での知名度は非常に低く、生えててもほったらかしのことが多いです。

おまけにこのキノコには「ヒドラジン」という毒があるため、
きちんと火を通して食べないと危険(ジロミトリンと書いているサイトも)。
見た目もちょっとグロテスクなので、日本で受けないのは分かる気がします。

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しかしですね~、このキノコ、めっちゃ美味しいんですよ。
特にイタリアンやフレンチのような洋食と相性が良く、
イタリアンならクリーム系ソースのパスタ、
フレンチならフォアグラやフォンドボーを惜しげもなく使った、
高級なソースと非常~~~~に良く合います。

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はっきり言って、
自分はトリュフやマツタケよりもモリーユの方が遥かに好きですね。

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と力説したくなるくらい美味しいんですが、
自分で調理するとあまり魅力を引き出せないキノコでもあります(^_^;)

モリーユはそれ自体の旨みも勿論強いんですが、
それ以上に他の食材の旨みを吸収して保持してくれるようなキノコなんですよ。

なので、旨みたっぷりで骨格のしっかりしたソースを作ることができないと、
モリーユの魅力は50%くらいしか引き出せない気がします。
(クリームを使ったレシピが多いのは、それが素人でも簡単だからかなと思っています)

なので、採ったら毎回地元北見のレストラン、
「エル・クラシコ」さん
で調理してもらうことにしています。

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ちなみに生えている時はこんな感じ。
うちの近くに自生しているモリーユはこういう黒くてとんがったタイプですが、
別の場所に行くと白や茶褐色で丸かったりします。

なのでどうも自分が普段採っているのは

「トガリアミガサタケ」

のようです。
ちなみにフランスでは黒くてとがっているものが上等とされるとのこと。
じゃあ今度、違うタイプのモリーユも採ってきて食べ比べてみましょうかね。

また、モリーユは秋に採れる普通のキノコと違い、
生える場所がかなりバラついてるのも特徴です。
特定の樹木に依存しているわけではないらしく、
鈴木がモリーユを採っている場所も全く統一感がありません。

ただ、自分の体感としては

 ・常時木の陰になるほど完全に暗い場所ではない
 ・湿度は多少あるが、ベチャベチャ過ぎない


といったところが共通していますかね。
その中でもトガリアミガサタケは割と湿度の高そうな場所、
普通の黄色いアミガサタケは割とカラッとした場所に生える気がします。

またネットで見ても「山奥よりは人が集まるような場所」を好むと書かれています。
確かに、深山幽谷というよりは公園の日陰や神社の境内(の草地)に、
いつの間にかひっそり生えているキノコというイメージです。
遊歩道の脇なんかにも生えてそうな気がしますね。

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群生している場所を見つければこのくらいはまとまって取れます。
1キロ以上ありますかね。

半分に割って乾燥させればめちゃくちゃ軽くなって保存も容易です。
食べる時は乾燥品を水で戻すんですが、
この戻し汁にダシが出ているので捨てないでくださいね。

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モリーユを持って「ナンダコレ?」状態の娘(笑)。

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娘が見つけたわけではありませんが、並べています(^_^;)
ちなみに1本生えているとその周囲で何本か見つかることが多いです。

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とがった形、丸い形…
結構形のバリエーションが豊かですが、
「トガリアミガサタケ」の名が示す通り基本的には先細ってますね。

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沢山取れたモリーユ

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…を持って北見市のレストラン「エル・クラシコ」さんへ向かいます。
北見では珍しくしっかりしたジビエを食べることができるお店です。
今回は沢山取れたので一部をおすそ分けして、残りを調理してもらうことに。

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美味しいソースをたっぷり吸ったモリーユ
何のソースだったか聞くの忘れちゃいましたが(^_^;)

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「パクリ!」
最初は慣れない食感に驚いたのか「べぇぇ」と吐き出してしまいましたが、
次からは美味しそうに食べていました(笑)。

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モリーユを使ったクリームソースのパスタ。
このキノコとクリームソースは鉄板の組み合わせですね。

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春のオホーツクの味覚のひとつ「ホタテの稚貝」。
これでダシを取ってソースのベースにするわけですが…

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ホタテの旨みを全部吸い込んだモリーユの美味いこと!
シェフいわくイタリアでは魚とキノコは絶対組み合わせないそうですが、
フレンチの場合は割りとポピュラーだそうです。

いやいや、めっちゃ美味しく頂きました。




※2017年4月29日追記

昨日採りに行ってきましたが、ある程度確保できました。
ただ、今年は昨年に比べて1週間ほど出始めるのが遅かったようです。
モリーユは生える時期に結構ズレがある気がしますね。

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鈴木の知っている場所で採れるモリーユは殆どがトガリアミガサタケなんですが、
これだけの数が採れたにも関わらず、他のシロ(キノコの採れる場所)では影も形もありませんでした。
キノコってほんと不思議な生き物ですよね。

特にモリーユは生える場所も気まぐれで、今でこそある程度あたりを付けられますが、
それでも「なぜここに?」と驚かされることがありますね。
(追記終わり)



【 当ブログのモリーユに関する記事一覧 】

1.春を代表するキノコ「モリーユ(アミガサタケ)」を採ってきました!高級食材ですよ~!

2.モリーユ&ギョウジャニンニク(プクサ)&ニリンソウ(プクサキナ)!ようやく北海道にも山菜の季節がやってきました!



【 ネット上にあるモリーユのレシピ 】

このブログを見てモリーユの料理を食べてみたくなった方のためにレシピをご紹介。

 ・モリーユ茸のクリーム煮
  http://www.felicimme.net/recipe/zen/z074.html

 ・モリーユ茸のクリームパスタ
  http://mimichef.blog.fc2.com/blog-entry-8.html

 ・モリーユのチェダーチーズリゾット
  http://silga.exblog.jp/i8/

 ・豚ヒレの黒モリーユソース
  http://karukoo.blog43.fc2.com/blog-entry-1092.html

 ・モリーユ茸のプレッセ(こんなん作れるかい!)
  http://eee.tokyo-gas.co.jp/saitekichubo/recipe/grandchef/chef40/

見て分かるとおり洋食のレシピばかりで、
和食でモリーユを使っているレシピは殆ど見つけられませんでした。

鈴木はハンターなので、蝦夷雷鳥のローストに
モリーユたっぷりのクリームソースなんかが食べてみたいな~と思います。
後はシンプルに刻んだモリーユたっぷりのオムレツとかですかね。
う~ん、お腹が空いてきたぞ(笑)。



Comment

A.M | 2016年05月19日 02:33
鈴木 様
はじめまして!
突然のコメントにて失礼致します。
道東でのアミガサタケの記事を探していたところ、こちらのブログに辿り着きました。
当方、中標津町在住の小さな料理屋を営んでいる者です。
ジビエや季節の食材に関していろいろとお聞きしたい事があります!
もし差し支えなければ、一度直接お話を伺う事が出来ればと思っておりますので、メール等いただけたらと思います。
大変お手数ですが、どうぞ宜しくお願い致します!
鈴木 | 2016年05月19日 09:25
A.M様

コメントありがとうございます。
もちろん大丈夫ですよ。メールお送りしますので、よろしくお願いいたします。
こたろ | URL | 2017年04月10日 20:39
はじめまして!
突然すみません!
週末、庭に生えてたんですよ!
とても食べれそうには見えないのですが高級食材ってのも聞くとちょっと食べてみたい気もしますが?
類似品で危ない茸もあるんですかね?
写真ではそっくりなんですが何せ無知なもので(^_^;)
よろしくお願いします!
鈴木 | URL | 2017年04月10日 22:56
こたろ様

コメントありがとうございます。
庭や公園などにもよく生えるキノコなので、運が良かったですね。
もし10本くらいまとまって採れたのであれば、腕のいいイタリアンレストランに持っていってあげると喜ばれると思います(あとフレンチレストランにも大変喜ばれるかと)。

アミガサタケに似た毒キノコとしてよく挙げられるのは「シャグマアミガサタケ」です。
実際は全然似ていないのでそうそう間違えることは無いと思いますが…

ちなみにブログでも書きましたが、普通のアミガサタケもきちんと火を通さないといけません。
火を通している途中で立ち上ってくる蒸気にも毒成分が含まれているらしいので、自分で調理する時は気を付けてください。

非常に味を吸い込みやすく、かつクリームとの相性が良いキノコです。
店で食べると小さいサイズでもいい値段しますよ。
sana | 2017年04月30日 13:21
見つけました。アミガサタケ
都内で…
鈴木 | URL | 2017年04月30日 17:37
sana様

首都圏は公園や桜の木の生える場所が多いので狙いやすいですよね。
北海道は針葉樹の植林地が多いので、首都圏に比べるとかなり条件が厳しいです。
生えている場所が無いわけじゃないんですが、ポイント間の距離があるので数をまとめるのが大変ですね。
石永 | 2017年10月26日 01:02
大量に安くてアミガサタケを仕入れられますんで、安くご提供できます、
必要ならば、このメールまで、お願いします、
よろしくお願いします。
鈴木 | 2017年10月26日 06:46
コメントありがとうございます。
これだけ採れれば1年は持つので、あえて買う必要はないかなと。

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キノコやタヌキを採って(獲って)食べてます。アパート買って直したり仮想通貨投資もしてます(原資は狩猟でゲット)。また2019年北海道北見市にフランス料理の惣菜店兼レストランを開業予定。 狩猟採集でゲットした獲物も提供していきますよ〜!
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