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仮想通貨の話をしながら鹿やタヌキやヒグマを獲って食うブログ。

最近ハマっている仮想通貨の話をしつつ、趣味の狩猟や旅行、料理の話なんかを書き散らかすブログです。

リアル・ゴールデンカムイ!ヒグマのオハウ(ヒグマのチタタプ入り)を作ってみましたよ!

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漫画「ゴールデンカムイ」では「これでもか!」というくらい、ヒグマが出てきます。
北海道で最大級の脅威ですし、当然といえば当然ではあります。

…が!!!

実は杉元、アシリパら主人公達は未だに劇中でヒグマの肉を食べてないんですよね。
ヒグマの料理を紹介し、実際に食べている場面を見せてくれたのは、
刺青の囚人でかつ超腕利きのヒグマ猟師でもある、
「二瓶鉄造」
さんだけだったりします。

あれだけヒグマが大活躍(色々な意味で…)している漫画なのに、
主人公グループがヒグマをまだ食べていないというのはちょっと驚き。

というわけで、当時アイヌの人たちの間で食べられていたであろう、
ヒグマのオハウ(ヒグマのチタタプ入り)を再現してみました。






ヒグマのオハウ(チタタプ入り)の作り方

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まずは新鮮なヒグマの肉を手に入れます。
レシピ以前にこれが一番難しいと思います(マジで)。

鈴木は隣町の知り合い猟師さんがヒグマを獲るので、おすそ分けしてもらいました。
ちなみにこの猟師さん…

目の前で立ち上がったヒグマの口の中を撃ち抜く

という、漫画の世界を地で行く超変態です(2016年11月の話ですw)。
山でそのヒグマの解体を手伝わされましたが、マジで口の中貫いてんのな…
度胸ももちろん凄いですが、ヒグマに警戒されずそこまで近寄れる時点で異常。

ま、そんな方から頂いたヒグマなので下処理バッチリ、臭みなど皆無。
脂もノリノリな個体だったので、今回は脂身も多めに入れてみました。
ヒグマはあっさりした上品な味なので、脂身を多くしても決してくどくなりません。
というか、ヒグマの脂はめっちゃ美味いので個人的に入れたかったんですよね。



ヒグマの肉は冷蔵庫でも腐敗しやすいので注意

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こちらはヒグマの赤身肉部分。
ヒグマの肉はかなり腐敗しやすく、冷蔵庫に入れておいても数日で強烈な獣臭が出てきます。

とある本によると熊肉は熱がこもりやすく腐敗しやすいため、
まず真空パックにかけた状態で氷詰めにして冷蔵庫に入れ、
10~14日間は冷やす必要があるとか。

その後きちんと熟成(旨みをアップ)させるために温度0~1度、
湿度40%の熟成庫で30日間保存するそうです。

さすがにそこまでの設備は鈴木家には無いので、手に入ったらなるべくすぐ使うようにしています。
残った分に関しては真空パックして冷凍していますね。



ヒグマの肉をチタタプ(叩く)し、下味を付ける

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さて、ヒグマの肉をこのように小さい塊に切ったら…

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出刃包丁で叩きまくってミンチにします。
脂身が多いのでチタタプが白っぽいですね。

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これに適量の塩と山椒を振り、味を調えておきます。



ニリンソウ(プクサキナ)などの野菜類を入れて煮る

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続いて鍋に入れるための根菜類を用意。
ニンジンは半月切り、大根はいちょう切りです。
作ろうと思う量に合わせて具の量も調節してくださいね。

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そしてこちらはアイヌの肉を使った鍋料理に欠かせない「プクサキナ」。
日本名「ニリンソウ(二輪草)」です。

鈴木は今年の春にこのニリンソウを沢山収穫しておき、天日で干して乾かしておきました。

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まずは鍋に水を張り、煮えにくい根菜類から茹でていきます。

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野菜に6割~7割ほど火が通ったら、ヒグマのチタタプをスプーンで掬い取って鍋に入れていきます。

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肉を入れると結構アクがでるので、こまめに掬ってくださいね。
ちなみにこの「アクを掬う」というひと手間は日本人(和人)に特有のもので、
アイヌの方が料理する場合はアクはすくいません。

アクにも普通では摂れない栄養素がある、と考えているのかもしれませんね。
インド料理でもアクは取らないんですが、それも理由は殆ど同じ。
アクには特有の栄養があると考えているようです。

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あらかた煮えてきて、いいダシが出てきたらプクサキナ(二輪草)を投入。
初冬の料理でありながら、いい感じに青みが加わりました。

最後に塩で味を調えて…



ヒグマのオハウ、完成!そのお味は…?

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ヒグマのオハウ(キムンカムイのオハウ チタタプ入り)完成です!
アイヌの料理は味噌や醤油といった色の付く調味料を使わないので、
まるでお吸い物のように透明で上品な色合いになります。
さてその味わいは…?


上品であっさりしつつもコクがある、個性的な汁物に!

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団子状になったヒグマのチタタプ。
塩が薄いと味が全て煮汁に出てしまい、スッカスカになってしまうので注意。
今回はきちんと下味を付けたので脂身の旨みと相まって実に美味でした。

アイヌの教えに「具は残しても汁は残すな」というものがあるんですが、
それは栄養の大半が汁の方に流れ出ているということを、経験上知っていたのかもしれません。

ちなみに鈴木はヒグマを何度も食べていますが、新鮮な状態だと個性らしい個性が無いんですよ。
鹿は鹿の風味、タヌキはタヌキの風味、ウサギはウサギの風味というものがあるんですが、
ヒグマに関しては「肉なのはわかるけど、何の肉?」と思ってしまうくらいクセが無いです。

ただ、赤身はそんな感じで無個性なんですが、
脂身にはナッツのような香ばしい風味があります。
この脂が適度に旨みを補ってくれて実に旨いんだなぁ。
状態が良ければ、脂身の旨さでは最高クラスのジビエだと思います。

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プクサキナ(二輪草)との相性もバッチリ。
肉との相性が非常にいい山菜なので、こういう食べ方が一番美味しく感じますね。
シャキシャキした食感にふわりと漂うひなびた香りが嬉しいです。

ちなみに今回のヒグマは臭みが全く無かったので匂い消しの必要がありませんでしたが、
プクサキナは匂い消しの効果も期待できるようです。
クセのある食材の時は積極的に使ってみることをお勧めします。

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なーんて説明してる間にペロリとたいらげちゃいました(笑)。
あっさりしつつも深いコクのある、実に美味しい汁物でした。
プクサキナ(二輪草)が入っている分、和食には無い風味があっていいですね。
これはクセになりそうだ…






そして何故かスパークリングワインを合わせるw

ちなみにこの料理には…

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スパークリングワインを合わせちゃいました(笑)。
いや、ただ単に飲みたかっただけでして、相性とかは全く考えていません。

ただ、このスパークリングワイン、実に美味しかったです。
ワイナートの今月号で大絶賛されており、フランスのスパークリングワイン50本の中からテイスティングで1位に選ばれたとのこと。

ルネ・ミューレ クレマン・ダルザス キュヴェ・プレステージ

価格:2,600円
(2017/6/24 17:40時点)


複雑でミネラル感のある香りと味わい、そして飲み飽きしないすっきりした感じもあり、
実に楽しく飲むことが出来ました。あっという間に空いちゃいましたが(笑)。

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ヒグマを使ったアイヌ料理を食べながらフランスのスパークリングワインを飲み、
おいなりさんを食事として頂くというわけのわからない食べ方ですが、
まぁ楽しかったので良いでしょう(笑)。



ヒグマの肉ってネットで買えるの?

ちなみにヒグマは非常に貴重なジビエなので、ネットショップでは殆ど販売されていません。
ただ、こちらのお店(↓)ではヒグマの取扱があるようですのでご紹介します。

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価格はロースで500g4,800円とのこと。
残念ながら2017年4月23日現在、ロース肉は売り切れでした。
ただ…

【北海道産】【数量限りアリ】ヒグマ/羆/クマ肉 ヒグマの骨 500g【出汁・スープ用】【無添加】【ジビエ】

価格:2,500円
(2017/6/24 17:41時点)


骨はまだ売り切れずに残っているようです。
ヒグマの出汁は非常に上品で美味しい(野性味のかけらも無いくらい旨みの塊です)ので、
どうしても味が気になるという方は試してみてはいかがでしょうか。

ヒグマの骨からとった出汁でラーメンなんてのも面白いかもしれませんね(笑)。

それではまたー!



『リアル・ゴールデンカムイ』シリーズ記事一覧

その1.
 『リアル・ゴールデンカムイ!ヒグマのオハウ(ヒグマのチタタプ入り)を作ってみましたよ!』

その2.
 『リアル・ゴールデンカムイその2!ヒグマの肉とオソマ(味噌)を使って「ヒグマ汁」を作ってみましたよ~!

その3.
リアル・ゴールデンカムイその3!ニヘイゴハンの「心臓焼きましたッ」を作ってみましたよ~!』 

その4.
リアル・ゴールデンカムイその4!第4巻登場の「ユクオハウ(エゾシカのオハウ)」を作ってみましたよ~!

その5.
リアル・ゴールデンカムイその5!第2巻登場の「イセポ(ウサギ)のチタタプ(入りオハウ)」を作ってみましたよ~!




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Comment

細川 | 2016年04月07日 15:39
はじめまして。
突然のメールで失礼します。
北海道新聞社報道センターの細川と申します。
現在、ゴールデンカムイにちなんだアイヌ料理について取材をしており、こちらのブログに行き着きました。
チタタプ料理を実際に試されていて、大変興味深く拝見しました。
一度、ご連絡させていただくことは可能でしょうか。
ご検討よろしくお願いいたします。
鈴木 | 2016年04月07日 17:06
北海道新聞社報道センター 細川様

こんにちは、コメントありがとうございます。
当ブログに興味を抱いて頂き嬉しく思っております。
メールアドレスを記載しましたのでこちらよりご連絡ください。
当方のわかる範囲でお答えできればと思います。
鈴木 | 2016年04月07日 17:22
すみません、
このブログだとメールアドレスを入力しても反映されないようで…
当方のメールアドレスは「malon@hkg.odn.ne.jp」となります。
こちらまでご連絡頂ければ幸いです。
  | 2017年01月17日 14:32
ちゃんと「チタタプ」って言いましたか
鈴木 | 2017年01月17日 22:11
もちろんですよ〜!

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キノコやタヌキを採って(獲って)食べてます。アパート買って直したり仮想通貨投資もしてます(原資は狩猟でゲット)。また2019年北海道北見市にフランス料理の惣菜店兼レストランを開業予定。 狩猟採集でゲットした獲物も提供していきますよ〜!
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