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仮想通貨の話をしながら鹿やタヌキやヒグマを獲って食うブログ。

最近ハマっている仮想通貨の話をしつつ、趣味の狩猟や旅行、料理の話なんかを書き散らかすブログです。

ル・マルキ・ド・カロン・セギュール2013!コラーゲンたっぷりのヒグマの煮込みと合わせてみたらめちゃくちゃマリアージュしました…

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ワインに詳しくない方でもこのラベルは恐らく見たことがあるのではないでしょうか。

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シャトー カロンセギュール [2004] 750ml
価格:10659円(税込、送料別) (2017/8/9時点)


シャトー・カロン・セギュール
メドック格付け3級でありながら、ラフィットやラトゥールを所有していたセギュール公爵が
「われラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり
と語り、こよなく愛し続けたシャトーです。
ハート型のラベルはその思いを込めてデザインされたという逸話は大変有名ですね。



ラベルの愛らしさからギフトやバレンタインのプレゼントとして使われることも多く、デパートの催事で見かけることもあります。
しかし見た目の愛らしさとは裏腹にこのシャトーは徹底した品質至上主義。
しばしば1級シャトーに匹敵するワインを作り出すことで大きな成功を勝ち得てきました。

おまけに2013年は「ワイン・アドヴォケイト」誌で五大シャトー(1級シャトー)を凌駕する評価を得た記念すべきヴィンテージ。

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今回飲んだのはファーストではなくセカンドラベルの「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」ですが、十分過ぎるくらいその魅力を見せ付けてくれました。

ちなみに合わせた食事は「手打ちのパッケリ ヒグマのラグーソース」です。
仏伊混合になりましたが、これが素晴らしくマッチしましたね。

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「パッケリ」はイタリアのショートパスタの一つで、ご覧の通り大きな筒状をしたものです。
今回は日本産の小麦粉で唯一の超硬質粉「ルルロッソ」を使って手打ちしました。
(今回の料理についてはまた別記事にする予定です)

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「パッケリ」はムチッ、ニュルンッとした食感としっかりした歯応えが魅力。
肉だけでなく海鮮ともよく合う割と汎用性の高いパスタです。

今回はヒグマの脛が1本丸ごと残っていたので、これを使って煮込みを作り、ほぐしてソースとしました。
ソースの出汁には…

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ヒグマ掌の煮込みを作る時に使った煮汁
をぶちこみました(笑)。
鍋の中央にある茶色いゼリー状の物体がそれです。
コラーゲンが多すぎて、冷蔵保存しておくとあっという間に煮凝りになってしまうんですよね。
でも凄くクリアでいい出汁が出るんですよ。まさに旨みの塊です。

ヒグマのパスタは都内に一店舗くらい出しているところがあるかもしれませんが、パスタソースにヒグマ掌の煮汁を使っているお店は万に一つも無いと思います。

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ムチッ、ムニュッとした食感のパッケリに、ソースの旨みを吸い込みまくったヒグマの脛肉が絡み合います。
口の中がトロトロの渾然一体となったところで…

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ワインさんいらっしゃーい。

やっべぇ…
めっさ美味い…
美味すぎる…

カロン・セギュール」はボルドー3級なので粘性も強くしっかりした味わいなんですが、この「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」はセカンドワインということもあり猛烈に濃いというわけではなく、後口には適度な軽さ、親しみやすさがあります。

で、実は今回作ったヒグマの煮込みも赤ワイン煮込みではなくトマト煮込みなんですよね。
掌汁(ヒグマの掌の煮込みを作った時に余った煮汁を略しました)が入っているので濃厚な煮込みに見えますが、実はそこまでズッシリ一辺倒というわけでもないんです。

これがちょうど良かったのか、ワインと料理に物凄い一体感があります。
久々に「マリアージュした」と呼んでも良さそうな組み合わせが見つかりました。
こいつは実に美味しかったです。
(作るのが大変過ぎるのでまた再現しようとは思いませんけど)



ル・マルキ・ド・カロン・セギュールのテイスティングコメント

一応ワイン単独でのテイスティングコメントも。
香りはブラックベリーやブラックカラント、そして土っぽい香りがあります。
華やかというよりはズッシリとくる感じですね。
時間が経つと煮詰めたイチジクや蜂蜜のようなニュアンスが出てきます。
同時に上等な葉巻のような、少~し湿った感じの蠱惑的な香り。

ブレンド比率を調べてみるとカベルネ・ソーヴィニヨンが92%、メルローが6%、プティ・ヴェルドが2%とのことだったので、まろやかさよりもずっしりした重さを感じたのも納得。
どうも公式サイトではカベルネ・ソーヴィニヨンが58%、メルローが35%と書いてあるそうなのですが、パーカーさんのコメントによると最終ブレンドはカベソー92%の方だったそうです。

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味わいはカシスやスパイスにプラスして…まるでインクのような風味が特徴的。
これ、決して悪い印象ではなく、そのくらい「濃さ」を感じさせる風味と捉えてもらえれば嬉しいです。
口に含んだ瞬間は割とピリッとした酸味も感じます。
その後でまだまだ滑らかになっていきそうなタンニンがジワリと来て、飲み込んだ後にはしっかり香りが戻ってきますね。
う~ん、セカンドでこれだけ楽しめれば十分過ぎる。

上でも書いたとおり、ビターで重いワインではありますがかといって極端に複雑すぎるわけではないので、思ったより他の料理にも合わせやすそう。
ちょっとしたギフトやお呼ばれの時に持って行くワインとしても上等ですし、ワイン通の方へのプレゼントとしても嫌がる人はあまりいないでしょう(極端なブルゴーニュ派でなければ)。

うん、美味しいワインでした!
ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」、気になる方は是非飲んでみてくださいね。


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『信州下諏訪温泉 料理自慢の宿 旅館梅月』!諏訪観光で本当に美味しい和食を頂くならここはお勧めです!


※すぐに『信州下諏訪温泉 料理自慢の宿 梅月』さんの食事を見たい方はこちら!

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こんにちは、鈴木です。
鈴木は生粋の道産子でありながら諏訪が妙に好きでして、もう7回か8回くらいは足を運んでいると思います。
諏訪周辺は酒蔵も多い上、ディープな観光スポットも目白押し(最近だと同人シューティングゲーム「東方プロジェクト」の聖地としても有名ですね)なので、それらを回るだけでも十分に楽しめるんですが、せっかくなら食事も美味しいものを頂きたいところ。

というわけで、鈴木がお勧めするのがこちら。

信州下諏訪温泉 料理自慢の宿 梅月

さんです!!

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下諏訪周辺の地元食材で仕立てた正統派(でありつつ、郷土色豊かな)の美味しい和食を頂けるので、食べ三昧の旅行を考えている方はぜひ『旅館梅月』さんに足を運んでみてください。
ちなみに鈴木は4度ほどここに宿泊しているんですが、毎回大満足してますよ。

…ていうか、久々にじゃらんnetで見てみたら、ここの旅館「夕食で☆5つ」取ってるんですね。
これは今更自分が紹介するまでも無かったかも(^_^;)。

まぁいいか(笑)。
今回は直近の2016年再訪時のお話を記事にしていこうと思います。
以前訪問した際のお話も別記事としてまとめていこうと思いますので、楽しみにしていてくださいね。


【 宿泊の経緯 】

さて、2016年はかの有名な「おんばしら祭り」の開催年でした。
このお祭りの名前を知らない人でも「丸太に乗った人が斜面を滑り落ちてくる祭り」と言えば「あぁ~はいはい」と合点のいく人は多いんじゃないかなと。

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(↑こんなんです)

鈴木は結構前から頻繁にこの『旅館梅月』さんに宿泊しているので、女将さんに連絡して下社のおんばしら祭りを見学できる最高の席を確保してもらっていたのです(笑)。

というわけで、下社山出し最終日の早朝に『梅月』さんへ行って、観覧席に入るために必要なたすき類(これらが無いと入れないようになっているんです)を受け取り、日本酒をかっ食らいながらおんばしら祭りを満喫させて頂きました(笑)。
この様子はまた別項で記事にしたいと思います。


【 お部屋の様子とウェルカムスイーツ 】

で、散々会場で日本酒を飲み、酔っ払いまくった状態で『旅館梅月』さんに到着。

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ちなみにこの日泊まったお部屋は「桃」でした。
(写真はクリックまたはタップで拡大表示します)

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祭りの迫力にあてられたのか、妻と娘はポケッとした様子でテレビのおんばしら放送を鑑賞中(笑)。
(驚いたことに、長野県は毎回おんばしらの時期になると会場の様子がず~~~っと生放送されてるんですよ)

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お部屋の食卓には地元の菓子司で作られているくるみ饅頭が置かれています。
このお菓子、7年前に行った時から変わっていなくて、なんかほのぼの。

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このくるみ饅頭、味もとても良くて日本茶と非常に合うんですよ。
旅先でお茶とお菓子を楽しんでいる瞬間って、ほっと気が抜けるというか、リフレッシュしますよね~。

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さて、『旅館梅月』さんのお部屋(和室)は7畳~12畳とそこまで大きいわけではありませんが、いつ行っても綺麗に手入れされているので大変居心地がいいです。
今回我々が止まった「桃」は9畳のお部屋でした。一人で泊まった時は7畳のお部屋だった気がします。

妻はおんばしら祭りの見学で疲れたのか、そうそうに布団を敷いて昼寝してしまいました(笑)。

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ちなみに『旅館梅月』さんは色・柄違いの好きな浴衣を選べるようになっています。
ちょっとしたサービスですが、女性にとっては旅を楽しむ一つのアクセントになるかもしれませんね。


【 お風呂(温泉:綿の湯) 】

バストイレですが、『旅館梅月』さんは各部屋にはついていませんのでご注意ください。
ただ、我々のように小さいお子様連れの場合、時間を決めてお風呂を貸し切りにしてくれるなど色々便宜を図ってくれるのが嬉しいです。

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というわけで、他のお客様より一足早く露天風呂を堪能しようと画策(笑)。
右に見える「梅の湯」と書いてあるのれんが『旅館梅月』さんのお風呂になります。

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そら脱げー、ほら脱げー。

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露天風呂はとってもこじんまりしてるんですが、お湯は最高。
(写真を撮る余裕が無かったので、以前撮影した夜の写真を使っています)

鈴木は下諏訪と上諏訪両方宿泊経験がありますが、お湯が良かったのは下諏訪かなぁ。
極端な温泉臭さ(硫黄臭)が無く、かつ肌当たりが優しいんですよね。
夜になると露天風呂から星の明かりも見えたりして、ついつい長湯してしまいます。

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特に『旅館梅月』さんは他のお客さんと鉢合わせすることがほとんど無いのがありがたいです。
おまけに浴槽自体も小さいのでプライベート感も半端無い。
こういった細かいポイントの積み重ねの結果、『旅館梅月』さんは初めて泊まるゲストでも落ち着いて過ごせる空間になっていると思います。

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風呂から上がってぐったりの娘(笑)。
部屋ぐっちゃぐちゃですね(^_^;)

ちなみに下諏訪温泉は通称「綿の湯」とも呼ばれていまして、鈴木は初めて下諏訪に旅行した祭「綿のように肌当たりの良いお湯だから『綿の湯』なんだろうな~」と勘違いしていました。

が、「綿の湯」の名前の由来は…


上社前宮、下社秋宮の祭神、八坂刀売神(やさかとめのかみ)が、下社に渡られるおりに、上社から湯を含ませた化粧用の真綿を桶に入れて湖水を渡られた。ところが途中でお湯が湖水にこぼれてしまい、そのため湖中から湯が湧くようになり、それが上諏訪温泉のはじまりだという。
また、下社につくころには、真綿に含ませた湯がほとんどなくなってしまったので、神社のそばに真綿を捨てると、そこから湯が湧き出したという。これが綿の湯の名の由来とされている。
 

とのことでした。
(引用先はこちらのサイトになります)

化粧用の真綿とのことなので、鈴木の想像は当たらずとも遠からじといった感じですかね(^_^;)。
今回紹介した『梅月』さんに限らず、下諏訪の温泉はどこもとてもいいお湯ですので、温泉ハンターの方には是非堪能してもらいたいところです。


旅館梅月さん周辺の観光スポット 】

さて、お風呂を上がってもまだ夕食までは時間があったので、諏訪大社秋宮を見学しに行くことに。

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宿を出てすぐの場所に『中山道下諏訪宿 本陣 岩波家』を発見。
こちらは素晴らしい日本庭園が堪能できる歴史的建造物です。
営業時間は9時~18時(11月~3月は~17時)、入館料は大人500円子供300円です。
諏訪周辺にはこういう建物がゴロゴロあります(笑)。

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ちなみに『旅館梅月』さんのそばには「双葉屋酒店」という雰囲気のいいお酒屋さん(↑)もあります。
諏訪周辺の日本酒も揃えていますし、ちょっとしたお土産類も置いていますので、気になる方は是非。

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秋宮に向かう途中、なんだか楽しそうな妻と娘(笑)。
諏訪地方は妻もお気に入りらしく、連れてくるといつも楽しそうなのでこちらも嬉しくなります。

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もちろん諏訪大社の下社秋宮もお参りします。

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鈴木は何度も諏訪大社に来ていますが、やっぱりいいとこだな~と思いますね~。
諏訪大社は上社前宮が茅野市、上社本宮が上諏訪町、そして下社の春宮・秋宮がここ下諏訪町にあります。

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「根入りの杉」に…

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大きな注連縄(しめなわ)が目を引く下社秋宮の神楽殿。
四本のおんばしらが建っているのも見えますね。

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きちんとお参りしてから『旅館梅月』さんに戻ります。
秋宮のすぐそばには、「塩羊羹」の元祖として大変有名な「新鶴 本店」があります。
こちらも物凄い歴史を感じる、時代劇にそのまま出てきそうな和菓子屋さんですので是非行ってみてください。

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こんなんですから。実際に見ると「おぉっ」と思いますよ。





【 絶品!旅館梅月さんの夕食 】

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てくてく歩いて帰ってくる頃には娘はぐっすり(笑)。

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ま、お陰でゆっくり夕食を楽しめるというものです(笑)。

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最初に出てくるのは氷を浮かべた涼しげな梅酒と…

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地物の野沢菜漬け(右)&めはり寿司(左)!!

鈴木は旅先でその土地のお料理を食べたいと思うタイプなので、
のっけからこういう郷土料理が出てくるとテンションが上がります(笑)。

特にこのめはり寿司、サイズが小さいのでとっても食べやすいんですよ。

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そしてこの米粒の立ち具合!写真で伝わるでしょうか?
これは美味いですよ~。いきなりホームランです。

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続いてあっさりと煮上げたホタテと野沢菜で食欲に火をつけつつ…

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信州そばが入った変わり稲荷を頂きます。
これがまた素朴ながら美味しいです。

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あっさりした赤身でありながら旨みはしっかり乗っている馬刺しに…

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マグロではなく馬肉の山かけ!!
いや~、信州っぽさ全開ですね。

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美味しいもの三昧で日本酒も進む進む(笑)。

鈴木は今回『御湖鶴』『高天』など下諏訪周辺の地酒を頼みましたが、『梅月』さんでは3種類の地酒を飲み比べできる欲張りなメニューも用意しているようなので是非女将さんに聞いてみてくださいね。

さて、次はここでしか味わえない秘密の日本酒を投入!
それが…

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【濁り酒】当蔵人気のどぶろく 「渓流 どむろく」720ml

価格:1,152円
(2017/6/26 16:03時点)
感想(13件)


遠藤酒造場 渓流 どむろく

です!!

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専用の甕に入った状態で持ってきてくれるんですが、この濁り酒、めっちゃ美味しいんですよ。
雰囲気とか場所代込みで言っているわけではなく、このお酒自体が非常に旨いんですわ。

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まず濁り酒に特有のベタベタした甘さが皆無。
むしろ呑み飽きしないすっきりした辛口なんですが、すっきりした中にも個性はあって、その塩梅が絶妙なんです。

この『渓流 どむろく』を柄杓で杯に掬い…

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信州牛のそぼろを柔らかい餅で包んだ、あまじょっぱい和風あんかけと共にグイッといくわけです。
たまりませんよこりゃ(笑)。

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揚げ物は諏訪湖で獲れたわかさぎと山菜(たらの芽?こしあぶら?)の天ぷら。
この頃には意識が若干朦朧としてました。

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肉料理は信州牛のヒレ肉と風呂吹き大根を味噌ダレで頂くという、『旅館梅月』さんオリジナルの料理。
以前に比べて味噌ダレの味が優しくなって、より洗練された感じになっていましたね。
ちなみに最後のメインは必ずこの料理というわけではなく、鈴木が夏に泊まった時は地物の鰻を出してくれました。

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〆のお食事は…

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可愛らしいゆかりご飯としじみ汁。
う~ん、沁みますね~。

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デザートは地元茅野市の寒天を使った牛乳羹。
これが後口あっさりでまた美味しかったです。

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途中から起きてきた娘も、我々が残しておいた美味しいお料理を頂いて大満足。

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最後はこんなんなってました(笑)。

ちなみに『旅館梅月』さんは全室完全に部屋食になります。
朝食は宴会場で食べたことが一度だけありますが、基本的には全て部屋食のようですね。
本当にくつろいでリラックスできる、いいお宿だと思います。

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沢山食べて満足した娘も、お布団に入ったらバタンキューでした。


【 これまた美味しい!旅館梅月さんの朝食 】

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朝起きて、早速おなかペコペコの娘(笑)。

上でも書きましたが、『旅館梅月』さんは基本的に朝食もお部屋で頂きます。
半分寝こけてる状態のまま、移動せずに朝ご飯食べられるのは嬉しいですね。

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お茶と、お茶請けの自家製お漬物。
これらをつまんでいると…

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シンプルながらも丁寧な仕事が施された朝食が運ばれてきます。
左上から時計周りに、サクラマスの焼き物、出汁巻き卵、ほうれん草のお浸し、鯉の洗いです。

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で、この鯉の洗いがめっちゃ旨いんですよ…。
何でこれを朝に出すかな~。日本酒呑みたくなっちゃうじゃないですか…

その他のお料理も…

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ご覧の通り、ピカピカに輝いてます。
今回はほうれん草のお浸しでしたが、ここは高野豆腐の煮物もめちゃくちゃ旨いです。
もし運良く当たったら大事に食べてくださいね。マジウマですから。

ちなみに『旅館梅月』さんは…

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朝食のお味噌汁の代わりに『かけそば』が出てきます。

そしてこれが滅法美味いんですよ。

何故か蕎麦と一緒にご飯も出てくるんですが、出汁が実にまろやかで二日酔いの身体に染み渡ります。
最初は「ダブル炭水化物!?」とびっくりしましたが、慣れるとこれがたまらん(笑)。

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食後には珈琲(これもまた旨い)まで出てきて、朝から最高のリフレッシュ。
バランス良く色々なものが出てくるので、今日もしっかり観光できそうな気分になりましたよ。


【 真心の宿という表現がぴったりのお宿 】

夕食、朝食共に大満足の『旅館梅月』さん。
冬場に宿泊するとなんと『温泉を満たした湯たんぽ』をお布団に入れてくれるらしく、本当に「真心の宿」という言葉がしっくり来ますね。

鈴木が昔単独で宿泊した時にも大変良くして頂きましたし、妻と一緒に行った時も、小さい娘を連れて行った時もとても親切にして頂きました。

今では女将さんだけでなく若女将さんも加わり、更に板前修業を終えて戻ってきた息子さんも料理をお手伝いしているらしく、料理は以前より更に洗練されたものになっていたように思います。

器にも季節感が感じられるものを使っていて、目でも食事を楽しめるのは嬉しいですね。

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適度に親しげに、適度にプライベートな雰囲気を守ってくれる『下諏訪 料理自慢の宿 旅館梅月』さん。
何度も行ってて飽きないのかよ?と思われるかもしれませんが、飽きないように気を使って色々してくれるので、ついまた行きたいな~と思ってしまうんですよねぇ。

このブログをご覧の皆さんも、是非一度『旅館梅月』さんに泊まってみてください。
とてもリラックスしたひと時を過ごせるかと思います。

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こちらは本当にレベルの高い宿なので損はしませんよ~!
茅野・上諏訪・下諏訪には大箱のホテル・旅館も多いですが、ゆっくり食事やお風呂を楽しみたいならこちらが最高にお勧めです! 
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『0歳・1歳・6歳のヒグマロースト食べ比べ ソース・グランヴヌール』!!濃厚なソースに赤ワインが合いますね~。

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昨日の夜はNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、「羆撃ち」の著者である久保俊治さんが取り上げられていましたね。

鈴木は6年ほど前、地元の図書館に久保さんが講演に来られた際足を運んだことがありますが…

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テレビに出ているままの人柄でなんとなくほのぼのしたのを覚えています。
(「講演」という名目なんですが、久保さんは人前で話すのが苦手とのことでQ&A形式でした)
そういえばその時も鈴木は「羆をどういう風に食べるのが一番美味しいですか」と聞いた覚えがありますね(笑)。

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決して饒舌な方ではないんですが、実際に単独猟をされている方にしかわからないお話が色々聞けて実に興味深かったですよ。

今年に入ってからは鈴木家で熊肉を食べていなかったので、久々にヒグマを食べることに。
番組の放送に感化された…というわけではなく、運良く非常に貴重な当歳(0歳)のヒグマの肉が手に入ったため、今手元にある1歳と6歳のヒグマと食べ比べしてみようと思ったわけです。

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上から順に当歳(0歳)のヒグマロース、1歳のヒグマバラ肉、6歳のヒグマロースです。
まな板が汚れまくっていてすみません(^_^;)。

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この写真だと筋繊維の太さの違いがわかりやすいでしょうか。
0歳と6歳だと、別の生き物?と思ってしまうくらい肉質が違ってきます。

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付け合わせには狩猟の先輩が採ってきてくれたプクサことギョウジャニンニクを使おうと思います。
干さずに食べる場合はこのくらいのサイズがジャストですね。めっちゃ旨いですよ。




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肉を焼く前にまずはソース作りに入ります。
鶏手羽元で濃厚な出汁を取り、ロース肉を成形する際に出た端肉を入れて煮込みます。
(本当はヒグマの骨を使って出汁を取るべきところです)

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端肉からヒグマの風味が出てきたら赤ワインを投入。
通常だとミルポワ(香味野菜)を炒めて入れたり香草を入れたりと色々しますが、今回は余計な要素を全てカット。
年齢違いの肉の食べ比べなので、ソースは極力シンプルにしてみました。

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灰汁を取りつつ煮込みます。
弱火(上の写真はちょっと火が強すぎ)でじっくりじっくり…

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このくらいになったらソースベースの出来上がり。

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ヒグマの肉は余計な部分をカットして塩コショウし、ジップロックに密閉してシャトルシェフで芯まで暖まるよう調理。
0歳児と3歳児(こちらは勿論人間ですw)に囲まれた状態での調理なので、ちょっと楽しちゃいました。

ちなみにフライパンやオーブンを使ってじっくり焼いてもOKです。
フライパンを使う時はバターをたっぷり入れて、スプーンでかけながら(この作業をアロゼと言います)柔らかく芯まで火を通してロゼに仕上げてくださいね。

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ソースには北見市のレストラン「エル・クラシコ」の竹中シェフから頂いた自家製ブドウジャムを使います(これまた使いかけの汚い写真ですみません…)。
これは一般に「ソース・グランヴヌール(狩猟頭風ソース)」と呼ばれていまして、本来はブルーベリーやスグリの実を使うことが多いですね。

日本人だとソースにブドウやブルーベリーを使うと「ええ~」と思われる方も多いと思いますが、日本でいう「甘じょっぱい」味の欧州版と考えてもらえば良いかと。

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ソースベースにバターとジャムを入れ、塩コショウで調味。
普段ならブランデーも入れて風味づけしますが、これも今回はカット。

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肉が焼けたらアルミホイルで包んで休ませ、その間にヒグマの肉から出た脂でプクサ(ギョウジャニンニク)を炒めます。
あとは休ませた肉をカットして、ソースの上に盛り付ければ…

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『ヒグマのロースト食べ比べ 0歳・1歳・6歳 ソース・グランヴヌール』

の出来上がり!!



一番奥が6歳のヒグマロースで、左手前が0歳のロース、右手前が1歳のバラ肉になります。
付け合わせは自家製ポテトサラダとギョウジャニンニクのソテー。

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6歳のヒグマはクセがあることが予想されたので山わさびことホースラディッシュ(これも狩猟の先輩に頂いたもの)を添えてみました。

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0歳のヒグマロース肉のアップ。
やはり6歳と比べると筋繊維が細く、見た目は若いエゾシカ肉のような感じもあります。
味はごくごくあっさりしていて身もしっとり。個性には乏しいですがいくらでも食べられますね。

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これは1歳のヒグマバラ肉。
真っ白な脂身から旨みがジワッ…と染み出てきて、鈴木はこれが一番お気に入りでした。
筋が噛んでいるので3歳の娘には硬くて不評でしたが、味そのものは一番良かったかと。

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6歳のヒグマロース肉。
さすがに硬いですが、筋を除いて食べれば思ったより全然噛み切れます。
臭いも思ったより強くなく、これは処理の仕方が良かったのかもしれません。
添えた山わさびもほぼ不要でしたね。

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ソースも美味しかったんですが、ヒグマは肉がかなり硬いので、噛み続けているとソースの味が薄れていってしまうのはちょっと残念。
この辺は食べ方にもう少し気を使う必要がありそうです。
ローストしたあとエギュイエット(薄切り)にするというのも手かもしれませんね。
その方がソースとの絡みもよさそうです。

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そして今回最大の発見が…

「ヒグマの肉とギョウジャニンニクの相性は最強」

という事実。
特に6歳のヒグマとの相性が素晴らしく、妻も娘もモリモリ食べていました。
何で今まで試したことなかったんだろうと思いましたが、よく考えてみると普通この時期(ギョウジャニンニクの時期)まで肉を残しておいたりしないんですよ(^_^;)。

当歳や1歳の肉とも合わせてみましたが、それよりも香りの強い6歳のヒグマの肉の方がギョウジャニンニクと相性が良かったですね。
ニンニクとの相性が良いということは、ソースにブルーベリーではなく黒ニンニクを使ってみるのもありだな…。
これなら山菜の時期じゃなくても作れますしね。次の猟期には試してみたいと思います。



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ちなみに付け合わせはもう一品。妻が作ってくれたクルミ入りのキャロット・ラペです。
オレンジの代わりにレモンが利かせてあり、口の中が爽やかになるいい箸休めです。やめられない止まらない(笑)。

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ワインはコノスルのオーガニックを。
これ、安いのにすごく美味しいので後ほど別記事で取り上げようと思います。

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このくらい濃厚な料理にはやっぱりボルドータイプの赤ワインがいいですね。
ちょっと獣っぽいニュアンスもあって、相性もなかなか良かったですよ。

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娘も自分なりにソースを付けて、美味しそうに食べていました。
「鹿ちょーだい」と言っていたのはご愛敬かな(笑)。

羆撃ち (小学館文庫) [ 久保俊治 ]

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感想(7件)




久保俊治さんの著書「羆撃ち」はこちら。
かなり読ませる文章で、狩猟をしている方でも楽しめると思います。
最初の愛犬「フチ」が亡くなってしまう場面は可哀想でしたね…。

【北海道産】【数量限りアリ】ヒグマ/羆/クマ肉 ヒグマの骨 500g【出汁・スープ用】【無添加】【ジビエ】

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(2017/6/24 17:37時点)


楽天で調べてみたら珍しくヒグマの骨があったので掲載。
肉は残念ながらありませんでしたが、ヒグマの骨からは物凄く品のあるスープが取れるので、是非お試しください。
とはいえ、かなり硬いのでカットするにはパイプソーが必要になります。

チリワイン 「コノスル オーガニック カベルネ カルメネール シラー」 750ml 赤ワイン 【RCP】

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感想(17件)


チリが誇る安旨ワインの金字塔「コノスル」ですが、この「オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン カルメネール シラー」は確実に値段以上の価値はある逸品です。
ニューワールドらしい濃厚な果実味ですが、タンニンが滑らかでかつきちんと密閉しておけばかなり日持ちします(耐久力があるといったらいいのかな)。

恐らく10年くらい経ったらさらに良くなると思うので、美味しいテーブルワインを楽しみたい方は買い溜めしておいてもいいかも。



それではまたー!


【 ジビエ系の人気記事 】
誰でもできて絶対失敗しない、超簡単なエゾシカローストレシピ!


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(2017年4月18日現在)

『ヒグマのロースト食べ比べ 0歳・1歳・6歳 ソース・グランヴヌール』!!濃厚なソースに赤ワインが合いますね~。

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ヒグマのバラ肉を使った赤ワイン煮込み!実に上品な味わいでお勧めですよ~!

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ヒグマの腿肉でコンビーフ作り!圧力鍋で意外と簡単にできちゃいました!合わせるお酒はやっぱりウイスキー?

こうして書き出してみると結構ありますね(^_^;)。
どの記事も結構ボリュームがありますので是非ご覧ください。
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『旭川 高砂酒造 国士無双 本醸造』と『倶知安 二世古酒造 特別純米酒』をどちらも燗で!北見市内の鮨屋「たむら」さんで頂いてきました!

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こんばんは、鈴木です。
第二子が産まれてからのんびりお鮨を食べに行くことなんてできずにいましたが…
今回は義実家のご厚意で北見市内のお鮨屋「たむら」さんへ行ってまいりました。

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北見市内には回転寿司で有名な「トリトン」さんもありますが、正統派の江戸前鮨を握ってくれるお店も何軒かあります。
その筆頭と言っても過言ではないのが「寿司の小林」さんでして、鈴木が今回行ってきた「たむら」 の大将はここで長年修行を積まれた方です。

日本酒も結構こだわった品揃えで、熱燗用には旭川の高砂酒造が醸す「国士無双 本醸造」を。
他にもニセコ町の二世古酒造が醸す特別純米酒や、山口県の「五橋」、秋田の「山本 ピュアブラック」などが冷蔵庫に鎮座していました。

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今回は完全ゲストなので、お酒のチョイス以外はおまかせです。
春なのにかなり寒い日だったので、まずは熱燗を一杯。
銘柄は…

国士無双 本醸造酒 1800ml

価格:1,944円
(2017/6/26 16:20時点)
感想(1件)



こちら。
旭川に3軒ある酒蔵のうちのひとつ「高砂酒造」の「国士無双 本醸造」です。

奇をてらわずバランスが取れた造りの日本酒ですが、スッキリしていながら燗にするとコメの旨み、コクはしっかり乗ってくるという点が燗酒向きのテイスト。
じわじわ旨くてかつ飽きが来ない、普段飲みとして最適な日本酒だと思います。
鈴木はここのお酒、15~6年前から飲んでますが、昔に比べると顕著にレベルアップしているような感じがしますね。
旭川の居酒屋だと大抵ここの蔵の酒は置いてあると思いますので、出張される際は是非。

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お通しは手作りのイカ三升漬け。
こーれが旨い!表面の歯触りには新鮮さを残しつつ、噛み締めればとろりと舌にまとわりつく感じがたまらんです。旨いなぁ。

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3歳の娘にはミニミニいくら軍艦を作ってくれました。
お忙しい中わざわざ本当にありがとうございます。

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流氷が去ってようやく解禁になった毛ガニでちびちび呑りつつ…

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刺身も頂きます。
左からヒラメ、マグロの頭肉の炙り、甘エビ、〆サバ、マグロ赤身です。
1日寝かせたっぽいヒラメは旨みバッチリ。
脂の強いマグロの頭肉は軽く炙って、かつ大根おろしでさっぱりと。
甘エビは産地まで聞きませんでしたが、素晴らしい鮮度。
脂の乗った〆サバに角の立ったマグロ赤身も絶品でした。



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子供がいるとあまり長居はできないので、早速握りを頂きます。
中トロにヒラメ昆布締め。ウマウマ。
家で作るとどうしても締め過ぎちゃって昆布の味ばかりになってしまいますが(それはそれで美味しいんですけど)、さすが程よい締め方です。
上に乗ってる梅肉も効いてます。スダチとかでも食べてみたいな。

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網走のウニ。自分が知る限り、網走のバフンウニが日本で最も旨いと思います。
今回食べたものはそこまで味が濃いものではありませんでしたが、昆布をガリガリ食ってる「大当たり」のウニに当たると…そりゃもう忘れられないと思いますよ。


網走のバフンウニ、絶対損はしないので死ぬまでに一度は食べてみてください。
本当は北海道まで来てもらって良いお鮨屋さんで食べるのが一番なんですが、今は冷蔵技術も進歩しているので通販でも旨みを実感できると思います。

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ここでお酒を変更。
倶知安町にある「二世古酒造」の特別純米酒ですが、楽天市場では取扱の無い銘柄でした。
ネットで探してみたものの、全く同じラベルの商品は見つからず断念。。。
こちらのサイトに載っている「吟風」の特別純米酒が一番見た目が近かったかな?

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

日本酒 京極 純米 二世古酒造 720ml
価格:1728円(税込、送料別) (2017/4/11時点)


ちなみに今回飲んだ純米酒(二世古と大きく文字がラベルに描かれているものでした)はしっかり濃い目の味わいで、膨らみがありながら綺麗さも感じる丁寧な造り。
昔ははっきり言って特筆するべきことの無い蔵だった気がしますが、最近妙に美味しくなってきていますね。
杜氏さんが変わったんでしょうか。

アミノ酸由来の心地よい酸味とそれを下支えするような米の旨みがあり、最近は北海道の日本酒もバカにできないなと思わされました。
方向性は上で紹介した高砂酒造の本醸造とは全く違いますが、このお酒(銘柄名を紹介できないのがもどかしい)は通な日本酒ファンにも美味しく感じるお酒だと思います。
また「たむら」さんに顔を出したら銘柄名確認してみますね。
とはいえ、楽天市場での取り扱いがほとんど無いので遠方の方だと取り寄せられないかもしれませんが…

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毛ガニの握り。
今回のは見た感じ800gは超えていそうな大物の毛ガニでした。
小さい毛ガニの方が味は濃かったりするんですが、この毛ガニは大きいにもかかわらず身質も味もしっかりしていて美味かったですね~。

ちなみにこのサイズの毛ガニ、ネットで買うと…


クソ高すぎで笑えてきます(笑)。
でも地元で買っても、この大きさだとやっぱり5,000円くらいしちゃうんですよ。
小さいものだと1,000円弱で買えることもあるんですが。。。

まぁ大きいと味噌もその分多いので、1尾買えば3人くらいまでは十分楽しめます。
あと、毛ガニって実は流氷明けの今頃(3月~4月)が一番旨いんですよね。
上記サイトは送料無料でかつレビューも多いので、毛ガニと北海道の日本酒を合わせてみたい!という方は試してみてもいいかも。

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続いて小樽の蝦蛄を。
グニグニじゃなくてザクリとした食感。めっちゃいい蝦蛄ですねこりゃ。

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ヤリイカのゲソを軽く炙り、大葉と海苔で。
あーーーーーー、たまらん。酒が止まらん。

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あえて江戸前のネタを頼まなくてもいいかなーと思ってたんですが、ゲストの我々に気を遣ってくれたのか、義父がアナゴも食えーと(笑)。
塩+レモンであっさりと頂きます。

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ど定番のイクラ。

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マグロ中落ちの鉄火巻き。やばい。これ旨い。

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最後に江戸前の定番赤貝をヒモと身の部分に分けて握ってくれました。
正直江戸前のネタに関しては関東の方が美味しいので敢えて地元では頼まないんですが、しばらく出張先で鮨を食べていないのでやっぱり嬉しいもんです。

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義父も義母も楽しそうで何より。

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さんざんイクラ欲を満たした娘も満足そうでした(笑)。
 「寿司の小林」さんは地元ネタより取り寄せた江戸前のネタが多いので、地元ネタが食べたい方は「たむら」さんの方がお勧めかもしれません。

いやー、大満足の夕食でした。ご馳走様です。 
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『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 』!カラスハモ(イラコアナゴ)を圧力鍋でふっくら煮あげて一緒に頂きました!

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こんばんは、鈴木です。
獺祭』…あっという間に有名になってしまいましたね。
鈴木は地元の酒屋さんが特約店になっていることもあって、かなり昔から色々と試していました。
この…


獺祭 磨き その先へ
 
以外は恐らく全て飲んだことがあるかと思います。
実際のところ、獺祭に関しては公式サイトに載っていないようなお酒も多々ありまして、さりげに『獺祭 古酒』なんてのもあったりします。
鈴木はこれも勿論飲んでいますので、感想を全てまとめて暇のある時に単独で記事にしてみようと思っています。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今回飲んだのは…


獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分

です。

ちなみにこれは個人的な感想ですが、『獺祭』の最大の魅力は圧倒的な『コストパフォーマンス』にあると思っています。

日本には数えきれないくらいの日本酒蔵がありますが、鈴木の知る限り、純米大吟醸の四合瓶だと5,000円+消費税で売っている蔵がかなりの数を占めるんですよ。

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もちろん純米大吟醸は高価な酒米を半分も削って作るお酒なので、5,000円しても特に高いとは思いません。
しかし、この2,500円しない『獺祭』の純米大吟醸(しかも精米歩合が50%でなく39%)を、クオリティ面で超えてくる5,000円の純米大吟醸が果たしていくつあるのか…
日本全国の酒蔵を集めたとしても、恐らく半分も無いのではないかと思います。
そう考えると、約半額の『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』がどれほどコストパフォーマンスに優れているかお分かり頂けるのではないでしょうか。

ちなみに誤解を恐れずに言ってしまうと、『獺祭』の酒質は決して鈴木の好みにジャストフィットというわけではありません。
上立ち香こそ抑えられているものの、含み香はちょっと華やかすぎるかな~と感じますし、最初の口当たりは少し甘さが前面に出過ぎているような気がします。
とはいえ、これは自分の好みに合わせてハードルをかなり高く上げているのは自覚していますし、同系統の酒質でこれだけきちんと味をまとめて、かつこの価格で販売している蔵は殆どありません。

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また、旭酒造という蔵元の考え方も素晴らしいと思います。
『獺祭 磨き その先へ』の詳細ページをご覧頂ければわかりますが、本当に地に足の着いた考え方をされている蔵元なんですよね。

投機のネタや高いメニューを売るためのネタにされるのは絶対御免。
しかし自分達が作る最高の日本酒に関しては妥協せず納得いく値段を付けるというその姿勢。

自分が何だかんだと『獺祭』をたまに買ってしまうのは、そういった蔵元の姿勢に共感している部分もあるのかなという気がしています。


おっとっと、また話が長くなってしまいました。
短くまとめようと思ってはいるんですが、ついつい書き過ぎてしまいますね。

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この日は地元で揚がったカラスハモ(イラコアナゴ)が安かったので、これを買ってつまみに煮アナゴを作ってみましたよ。
あっさり目に仕上げたこの煮アナゴに、きりっと冷やした『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』。
合わないわけがありません(笑)。


ちなみにこのカラスハモ(イラコアナゴ)、あなご蒲焼の代用品として最近よく見かけます。
脂も乗っていて皮はむっちり、美味しい魚ではあるんですが、若干埋没骨が太く、真アナゴと比べると味そのものも多少落ちる印象です。

それでも圧力鍋を使ってフワフワに煮あげるとかなり美味しくなりますので、もし鮮魚で見かけたら是非試してみてください。
何より真アナゴと比べるとかなり安いですし、歩留まりもいいのが嬉しいです。

一日前に開栓して、かつかなりしっかり目に冷やした『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』は、今年醸造の若い酒ということもあってか、後味にわずかに渋みを感じます。
この感じが残ったままあっさりした煮アナゴを一口食べつつ、また獺祭でループ。
うーん、たまらん(笑)。



なんとなく、今までの獺祭に比べて少しドライになって食中酒寄りになってきた印象もありますが、これは新酒の渋みで甘みが多少中和されているからかな?
とはいえ完全に食中酒向けとするには華やかすぎる感もありますが、精米歩合39%の純米大吟醸ですし、そりゃ当然です。

日本酒が「クサい」「甘い」「ベタベタする」「翌日に残る」と敬遠している方にこそ、このお酒を入門酒として味わってみてほしいなと思います。
きりっと冷えた透明感のある『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』。
日本酒への固定観念を崩すには十分すぎるくらいのポテンシャルがありますよ。



当ブログの獺祭関連記事はこちら!
 
『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』!毛ガニと塩ウニの甲羅焼きと合わせていただきました! 
『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 』!カラスハモ(イラコアナゴ)を圧力鍋でふっくら煮あげて一緒に頂きました! 
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『土佐しらぎく 特別純米酒 ぼっちり』!ぬる燗でじわりと旨い、なかなかレベルの高い純米酒です!

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こんばんは、鈴木です。
今回ご紹介するのはこちら。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【土佐しらぎく ぼっちり 特別純米酒 720ml】
価格:1269円(税込、送料別) (2017/4/10時点)


土佐しらぎく 特別純米酒 ぼっちり

です!!
「ぼっちり」とは土佐弁で「ちょうどよい」といった意味とのこと。
その名が示す通り様々な料理との相性が良く、常温・ぬる燗でもいけるオールマイティなお酒だそうです。

鈴木はたまたま地元で高知の物産展があったので買ってみたんですが、このお酒はなかなか美味しかったですね。

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通常ぬる燗というと40度を指すそうですが、今回はまずそれよりちっと高めの約43度で。
昨日のブログで『喜楽長 43℃』という燗酒専用の日本酒を紹介しましたが、この「ぼっちり」はその直後に買って飲んだ酒ということもあり、同じ温度で飲んでみることにしました。

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つまみは同じく高知物産展で売られていたカマスのみりん干し。
折角なのでこちらも楽天で載っていれば紹介しようと思いましたが…


ご覧の通り、熊本産のものしか見つけられませんでした(笑)。
純米酒の膨らみのある旨みとみりん干しのひなびた優しい甘みは絶妙の相性。

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こいつをパクリとやってから…

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ぬる燗をぐいっと。たまりませんなー。




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他にも温度を50度まで上げてみたり…
(急に酸味が強くなりました)

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日向燗(30度)と人肌燗(35度)の間で飲んでみたり。
個人的には40度前後がヘンな酸味も立たず、クリアに旨みだけが膨らんで好みでしたかね。
もちろん常温で飲んでも美味しかったです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【土佐しらぎく ぼっちり 特別純米酒 720ml】
価格:1269円(税込、送料別) (2017/4/10時点)


価格も四合瓶で1,300円弱と結構お手頃。
強烈な個性のある酒というわけではありませんが、毎日飲んでも飲み飽きしない良いお酒だと思います。

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キノコやタヌキを採って(獲って)食べてます。アパート買って直したり仮想通貨投資もしてます(原資は狩猟でゲット)。また2019年北海道北見市にフランス料理の惣菜店兼レストランを開業予定。 狩猟採集でゲットした獲物も提供していきますよ〜!
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