こんにちは、鈴木です。
今日ご紹介するのは今年のお正月におせち料理と一緒に楽しんだこちら。
純米吟醸 八海山しぼりたて原酒 越後で候 720ml(赤越後) |
長い名前ですが「越後で候 赤ラベル」「赤越後」といった呼ばれ方が一般的らしく、調べてみると色々なサイトでこのように書かれていましたね。
八海山といえば当然新潟の蔵なわけで、基本的な酒質は皆さんの予想通り淡麗辛口です。
もちろんこの『八海山 純米吟醸 しぼりたて純米吟醸生原酒 越後で候 2016』もその系譜ではあるんですが、予想以上にまろやかで洗練された飲み口。
新酒なのでもっと荒さ(新酒特有の「渋み」「えぐみ」など)があるかなと思っていたんですが、いやいや、これは新酒とは思えないくらい旨みが乗ってます。
もちろん原酒の生酒なんで「旨みが乗ってる」のは当然といえば当然なんですが、それにしてもまとまりがいい。
ちなみに鈴木は『菊姫』や『竹鶴』『神亀』のように、黄色くてアミノ酸の旨みが強く、かつそれに負けない酸も備えているようなお酒をちびちび呑るのが好きなタイプなので、新潟のお酒は「沢山飲みたい!すいすい飲みたい!」という時に飲むようにしています。
そんな鈴木でも「これは(新潟の、しかも新酒なのに)軽やかさと旨みのバランスが実に良い!」と感じましたので、原酒でありながら万人受けするお酒なのではないかなと。
寝かせて夏頃に飲んだら更に旨くなってるかもしれませんね。
残念ながら季節限定発売のお酒なので現在も取り扱っているお酒屋さんはそう多くないでしょうが、現時点ではこちらの酒屋さんで取扱がありました。
残り本数が掲載されているようですので、気になる方は是非どうぞ。四合瓶で2,000円近くと結構なお値段はしますが、かなりお勧めですよ。
純米吟醸 八海山しぼりたて原酒 越後で候 720ml(赤越後) |
こういう発見があるから、地域で酒質を判断しきってしまうのは怖いんですよね。
濃くて通好みのお酒を探している日本酒好きの貴方、新潟のお酒を最初から除外するのは勿体無いかもしれませんよ。
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というわけで、鈴木は…
固定観念を捨てて、『喜楽長 43℃(ちょいレア酒です。酒門の会加盟店でしか買えないため楽天での購入は不可)』をしっかりと43度に暖めた上で…
自分で射獲してきた蝦夷雷鳥のササミをじんわりと焼いて漬けこんで「雉酒」ならぬ「蝦夷雷鳥酒」にしてみました(笑)。
もちろん漬けこみ終わった後も43度を保つように温度計でチェックしながら燗してます。
最初はこんな感じの薄い色だったのが…
あっという間にこんな濃厚な飴色に!
これが…これがめっさ旨い…!!!!!!!!
『喜楽長 43℃』自体は酒門の会加盟店さんに行けば買えるでしょうし、日本酒にこだわったお店であれば見る機会もそこそこあると思いますが、『喜楽長 43℃+蝦夷雷鳥』のコラボを経験したことがあるのは鈴木だけかと思います(笑)。
「雉酒(今回は蝦夷雷鳥酒ですが)」の何がいいって、「ヒレ酒」と違って魚介特有の強い香り(匂い?)や風味が前面には出てこないんですよ。
基本となる酒質をしっかりと保ったまま、日本酒だけでは生み出せない動物由来の旨みや風味が乗ってくる感じと言ったらわかりやすいでしょうか。
なので上品でありながら杯が止まらなくなるくらい旨い…!
鈴木の2017年度のお正月は、上で紹介した『八海山 純米吟醸 しぼりたて純米吟醸生原酒 越後で候 2016』と『喜楽長 43℃ with 蝦夷雷鳥』を交互に呑りながら…
手作りのお煮しめや…
鯛の塩焼き(真鯛ではありませんが)、
蝦夷雷鳥で出汁を取ったお雑煮を頂くという、超贅沢なお正月を楽しませて頂きました(笑)。
いや~、たまらんかったです。来年の正月が今から楽しみです(笑)。